歴史探訪の旅は車が便利

NHK総合テレビで毎週木曜日の午後7時半から放送している番組「ファミリーヒストリー」はその名の通り、毎回出演するゲストの家族の歴史を訪ねる番組です。ゲストの人選はあからさまにNHKが放送しているドラマなどの出演者が選ばれることが多く、番宣番組特有の胡散臭さを感じつつも、先日放送のあった女優の斉藤由貴さんの回はなかなか興味深い内容でした。

というのも、斉藤由貴さんの母方のご先祖に静岡にゆかりのある人物がいたからで、特に自分がうろうろしているところに縁があるということがわかると、今までは単に近所の普通の通りや街並みだったものが、急に違って見えたりして、改めて歴史というものの重みを感じるようになります。

今回、番組内では何の指摘もありませんでしたが、斉藤由貴さんが番組オファーされた原因であろう大河ドラマの「真田丸」における配役について、実にタイムリーな祖先とのつながりがありました。なぜNHKがこんなおいしいネタを放置したまま放送してしまったのかわかりませんが、見ていてご縁を感じてしまったことについてまずは紹介します。

斉藤由貴さんの母の父親は、幼い頃に病気によって耳が聞こえなくなってしまいました。本来は家族に責任はないはずなのですが、当時はその子を産んだ母親(斉藤由貴さんから見るとひいおばあさんに当たる方)は離縁され、実家のある静岡県島田市にあった旧五和村(ごかむら)に戻ったとのことでした。この五和村というのは大井川鉄道の駅としてその名を残していて、場所的には旧金谷町へと合併した村です。ちなみに、その後の平成の大合併で金谷町は島田市に吸収合併されています。

この金谷村の出身と伝わっているのが徳川家康の側室で松平忠輝の母、「茶阿局」です。ちなみに、真田丸で斉藤由貴さんが演じていた徳川家康の側室は多くいる家康の側室の中でも最も力があったと言われる「阿茶局」で、字面からすると少々ややこしいですが別人です(^^;)。それでも、ドラマには出て来ないものの確実に歴史の中ではかなり近い所にいた人物のゆかりの地に先祖がいる女優さんが、豊臣方でも真田方でもない徳川家康の側室をやるわけですから面白いものです。

実際に近くにいて家康を支えたという意味では「阿茶局」の方が有名で、配役としてもさすがに斉藤由貴さんに「茶阿局」をやらせるわけにはいかなかったとしても、ちょっとした縁としては面白いエピソードのように思います。

ここまでは単にテレビを見ただけの感想だったわけですが、あくまで自分が興味を持った歴史上の人物や場所を訪ねる場合も、番組スタッフが調査していたように、まずは近くの図書館や博物館に行って詳しい郷土資料などを調べた上で現地に行ってみることをおすすめします。ネットや大まかな資料だけではわからない事がわかるかも知れませんし、その場所が詳しくわかれば、現代はカーナビに目的地を設定して訪れることも可能です。周りの人から見ると何ということもない場所であっても、その場所で大きな事件が過去に起きていたり、あこがれの人物がその土地周辺で暮らしていたと思うと、自分にとっては他の人とは違う風景が見えてくるはずです。

そして、こういう旅をする場合というのは、調べてみないとどこへ行っていいかすらわからないため、車を利用してウロウロするようでないと、とても目的とする場所に辿り着くことはできない可能性があるので、車での旅が適していると言えるでしょう。これから雪が降ってくる前の時期は車中泊もしやすい季節になりますので、ちょっとした歴史を訪ねる旅に出掛けてみるのも面白いのではないでしょうか。


カテゴリー: コラム, 旅コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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