ETC2.0に車載器を変更する前に押さえておきたいメリット

またまた自動車の制度についての話になりますが、先日このブログで、高速道路上で極端にSA PAが少ない場所について、休憩場所がなかったりガソリンスタンドが無く不便になる状況を解消するために実験的にETC2.0を付けている車に限り、指定された道の駅が近くにあるインターから降りても一時間以内に高速道路に戻れば、途中下車をせず高速道路に乗り続けた場合の通行料のままでいいという仕組みを社会実験としてテストしていることを紹介しました。

先日のニュースではこの実験をする道の駅を増やし、全国で17ヶ所の道の駅でも高速道路からの乗り降りが追加料金なく可能になるようにするという事になったということで、テレビのニュースでも紹介されていました。

報道の様子を見ていると、自由に降りられるインターが増えることで、高速道路から直接道の駅へ行けることで便利になるというようなコメントをコメンテーターの方が行なっていたように思いますが、実はこのニュース、実際に利用する際に注意しないと余分に通行料を払わなければならなくなる「落とし穴」があります。単にこのニュースを読んだり聞いたりしただけの方は、すでに自分の車に装着されているETCでもこの実験で自由に道の駅に降りられると誤解しそうですが、必ずしもそうではありません。多くの車に付いているサービス開始当初からのETC車載器のバージョンとは互換性のない「ETC2.0」が使える車載器に付け替えないと上記の実験に参加することはできないのです。

たまたま私の見たニュースでは、こうした機種の違いによって実験に参加できる人とできない人がいる事について、詳しい説明がないまま報道が終わってしまいました。全てのETC車載器が対象でないということをまずはしっかり報道しないと、かなりの誤解を視聴者に与えてしまうことになります。個人的には近くに実験しているインターと道の駅があれば別ですが、車を替えるタイミングでなく高速道路と道の駅を行き来するためにETC車載器を代えたいと思う場合には、実験段階で変えるよりも正式な制度として運用されるようになってからでも遅くはないと思います。ちなみに、今回新たに実験場所として追加されるのは以下の17ヶ所になります。

・東北自動車道 九戸インターと道の駅「おりつめ」
・東北自動車道 村田インターと道の駅「村田」
・常磐自動車道 猪苗代磐梯高原インターと道の駅「猪苗代」
・首都圏中央連絡自動車道 五霞インターと道の駅「ごか」
・富津館山道路 鋸南保田インターと道の駅「保田小学校」
・中部横断自動車道 白根インターと道の駅「しらね」
・北陸自動車道 親不知インターと道の駅「親不知ピアパーク」
・舞鶴若狭自動車道 小浜インターと道の駅「若狭おばま」
・名神高速道路 栗東インターと道の駅「アグリの郷栗東」
・舞鶴若狭自動車道 春日インターと道の駅「丹波おばあちゃんの里」
・米子自動車道 江府インターと道の駅「奥大山」
・中国自動車道 千代田インターと道の駅「舞ロードIC千代田」
・中国自動車道 戸河内インターと道の駅「来夢とごうち」
・中国自動車道 六日市インターと道の駅「むいかいち温泉」
・高知自動車道 新宮インターと道の駅「霧の森」
・九州自動車道 えびのインターと道の駅「えびの」
・長崎自動車道 東そのぎインターと道の駅「彼杵の荘」

さらに、現在実験が行なわれている3箇所を加えると全国で20箇所になります。その3箇所は以下の通りです。

・関越自動車道 高崎玉村スマートインターと道の駅「玉村宿」
・新東名高速道路 新城インターと道の駅「もっくる新城」
・山陽自動車道 徳山西インターと道の駅「ソレーネ周南」

今のところ私の住む場所の近くにはないのですが、長距離の車旅に出掛けた場合、こうした実験が行なわれていることを知っていれば、ずっと車のハンドルを握り続けて疲れがピークになりながらも休憩できないような場合の大きな助けになるでしょう。本格的に実施となればさらに多くのインターと道の駅との行き来が出来るようになるでしょうからかなり魅力的になる気もします。

しかし個人的に言わせてもらうと温泉を併設した道の駅を使う場合は時間制限をもう少し増やして欲しいとか、細かい改善点もあるように思います。そのような利用者の声を聞きながら、多くのインターと道の駅との間での行き来できる状況が本格運用されるようになったら、私自身も車載器の載せ替えを検討するとともに、道の駅周辺の状況についても事前にリサーチしておき、早回り観光みたいなこともやってやれないことはないので、車での遠出が楽しみになります。国や高速道路会社が現状で高速道路無料化の政策や、国内のドライバーに対する乗り降り自由パスを出す気がないなら、せめてこうしたところで利便性を上げていただきたいと思うのですが。


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