昔と今のニッケル水素電池充電器の性能の差

最近になって普段使いしていたエネループ用の充電器が動作しにくくなったので、昔の充電器を使ってお茶を濁そうと思っていたのですが、昔から充電式のニッケル水素電池を使っていた割には昔の充電器の仕様に改めてびっくりしてしまいました。

その前に、現状でのエネループ用の充電器のベストバイは何かというところを今後のためにも書いておきますと、元々エネループは三洋電機の製品でしたが松下電器に買収されたので、公式にエネループに対応する充電器としては、やはりパナソニック製の充電器を使うのがセオリーでしょう。

・単3形 エネループ 4本付充電器セット K-KJ53MCC40(充電器単体BQ-CC53)
単3形×2本を約3.5時間で充電可能
単4形×2本を約2時間で充電可能

・単3形 エネループ 4本付急速充電器セット K-KJ55MCC40(充電器単体BQ-CC55)
単3形または単4形×2本を約1.5時間で急速充電可能

・単3形 エネループ 4本付USB出力付急速充電器セット K-KJ57MCC40(充電器単体BQ-CC57)
単3形×2本を約2時間で急速充電可能
単4形×2本を約1.5時間で急速充電可能

・単3形 エネループ 4本付USB入力充電器セット K-KJ61MCC40(充電器単体BQ-CC51)
単3形×2本または4本を約10時間で充電可能
単4形×2本または4本を約10時間で充電可能

このように挙げてみると、最後のBQ-CC51の充電の時間のかかり方が際立っていますが、これは急速充電をしない方式ということで、急速充電器では充電できないような電池に使ってみると何とか充電できたりするので全く存在する意味がないということではありません。ちなみに、今私が仕方なく使っているパナソニックのBQ-330というえらい昔の充電器があるのですが、こちらの説明を見ると、同じ単三か単四を1本~4本充電するためには12時間から15時間もかかってしまいます(^^;)。電池にできるだけ負担を掛けずに充電するためにはこのくらい時間をかけた方がいいということなので、多くのエネループのストックをお持ちの場合は、そこまで急速に充電することにこだわることもないのではないかと思います。

それでも、10時間以上の充電時間ということになると夜寝る前に充電しても翌朝にまだ充電できていないという可能性があるので、私がこれら4機種の中から選ぶとしたら急速充電機ではないのに2本単位の充電時間が早いK-KJ53MCC40(充電器単体BQ-CC53)が一番無難な気がします。

というのも、単三4本でも7時間、3本なら5時間とちょっとで満充電にできるので、ホテルに泊まった場合でも充電し残しのような状態になることはまず考えられませんし、今使っているエネループをできるだけ電池に負担なく充電するためにはあえて急速充電器を選ばなくても良いかと思うからです。

ちなみに、ここで紹介したのは全て電池セットの製品ですが、充電器単体とそれほど価格は変わらないので、あえて充電器だけを購入することはないと思います。人によってはモバイルバッテリーとしてや、USB出力のあるACアダプターとしても使えるK-KJ57MCC40については、今ここまでモバイルバッテリーが小型になり性能も高くなっている今、よくコンビニで乾電池式のスマホ充電器を購入するような人でなければそこまで必要ではないように私には思えます。

これも昔話になりますが、K-KJ57MCC40が単三4本で出力できる電力は5V1Aですが、これだけの性能があれば十分ガラケーやスマホをエネループのセットで充電できたわけですが、今はタブレットやノートパソコンまで充電可能なモバイルバッテリーもあります。他の機器を充電するためにエネループを使うより、エネループはあくまで乾電池の代用として使った方が無理に充電を繰り返す必要もなくなり、コストカットの意味が出てくると思います。車中泊で使う明かりなど電気を使う製品をできるだけ単三や単四の電池で動くものにしておくことで災害時に対応できるようにもなりますので、モバイルバッテリーとはうまく住み分ける形で使ってみるのもいいかも知れません。


カテゴリー: 充電池活用法 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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