熱海駅途中下車で利用できる足湯「家康の湯」

春の青春18きっぷの季節がやってきました。本来、車の旅について紹介すべきこのブログですが、地域によってはまだ道路が凍結してしまったり、雪が残る中で運転して事故の確率を上げるのはできるだけ控えているので(^^;)、どこへ行くにも乗り降り自由な青春18きっぷは車より安上がりな交通費で色んなところに行ける私にとっては大切なアイテムでもあります。

18きっぷは年齢を問わず多くの人が利用することになると思いますが、関東と中部、関西へと往復する際に鬼門となるのが私の住む静岡県であるということは多くの方が共感してくれるところだと思います。始発始発と乗り継いで行ければずっと座っての旅も可能ではありますが、先日出掛けた横浜あたりからだとしばらく乗らないと席が空きませんで、重い荷物を持ったまま足に負担が掛かるということにもなるでしょう。

常に最短の乗り換えで移動することで遠くまで行けるということは確かにあるのですが、先日私が静岡から横浜・石川町までの片道きっぷを使って試してみたのが「熱海駅前の足湯「家康の湯」」に入って足の疲れを取るということでした。先日の報告ではさらっと流してしまいましたが、改めて紹介します。

「家康の湯」は元々あったのではなく、徳川家康が熱海に訪れてから400年という2004年に設置された源泉かけ流しの足湯です。というのも、駅前の歩道の方に足湯に流れるお湯が流れていくのが見えるので、循環の温泉ではないか? という疑問も吹き飛びます。温度は約41度に調整されているということですが、何せ熱海と言うだけあって源泉の温度が68度ということですから、どこに入るかによって熱いと感じるか感じないかが変わってくるように思います。私はお湯が出ている傍に座って足を浸けましたが、多少熱い方が足の疲れには効くという感じがしました。

観光しながら足湯に入るためには、何も考えないで行ってしまうと大変なところがあります。それは、ズボンを膝くらいまでたくし上げられないと、ズボンそのものが濡れてしまうからです。私自身はピチピチのサイズのものは履かず、ゆとりを持って動けるようなサイズのものにしていますが、着ていくものの選択一つで眼の前にある足湯を楽しめなくなるかも知れませんので、その点にはご注意を。

あと、足湯を楽しむために必要になるのは、足湯から出る際に温泉の雫を周辺に撒き散らさずに済むためのタオルなのですね。ただ、この「家康の湯」の隣には税込100円で買える、温泉の名前がプリントされた薄手のタオルが自動販売機で売られています。観光の思い出としてあえてここから購入するというのも一つの手ですが、単に温泉を楽しみたいだけだったらちゃんと普通の温泉入浴でも使えるタオルは持って行くことをおすすめします。

温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、効能については熱海市のホームページによると神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身・慢性消化器病・冷え性・疲労回復・切り傷・火傷などに効くと言われています。先日利用した際には連日立ったままの姿勢でいたこともあってかなり足にきていたと感じていたのですが、10分程度ではありますが途中下車して足湯でリフレッシュしたのが効いたのか、横浜では中華街から元町をウロウロ歩いてもそれほど足は疲れませんで、足湯と言えども熱海温泉の効果というものを実感しました。

この春、関東と関西を往復するような形で東海道線を利用される方がいらしたら、ちょうど熱海駅は湘南新宿ラインの終点でもあり、次の電車を待つ間にしれっと途中下車して利用し、残りの行程を乗り切るためのリフレッシュには最適なスポットではないかと思っています。営業時間は朝9時から夕方4時までと短いですが、もしこの時間内に熱海を通る行程で利用される場合には、ぜひ熱海駅前には足湯があるということを思い出して利用することをおすすめしたいと思います。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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