マイバッグは車中泊旅行の必需品になるか

現在、新たな「プラスチックゴミ減量」の流れが様々なところから起こってきています。最初に槍玉に上がったのはプラスチックストローで、これについては紙やパスタのストローで代用するという話が挙がっています。まあそれだけ海に流れて魚が食べることによる汚染が深刻になってきているということなのですが、そこで本気でプラスチックゴミを劇的に少なくすることを考えた場合、やはりペットボトルを何とかしなければならないと思うのですが、なかなか現実にはそちらの方面には行きません。

そんな中で、新たな流れとして日本のコンビニ大手「セブンイレブン」でもついにレジ袋を有料化するという話が出ていることがニュースになっているそうで、他のコンビニチェーンもその動きに追随する流れになりそうな話になってきているのだそうです。

そうなると、個人的には車での旅行で利用することの多いコンビニに入る時でも有料化された袋を使いたくない場合にはマイバッグ(買い物袋)を持参という流れにする方がお店のレジ袋を有料化するという意図にも沿うことになりそうです。

今までコンビニがレジ袋を有料化しなかったのは、先発で有料のレジ袋を実施したチェーンがあっても、他のチェーンがあえてレジ袋を無料で提供し続けたら、特に多くのお店が隣接する激戦地帯において、レジ袋有料のチェーンにやってくるお客さんが減るのでは? という疑心暗鬼が蔓延していたからかとも思えます。

しかし今回のプラスチックゴミ減量への取り組みというのは、そうしたコンビニチェーン同士の売り上げ競争という次元では語られることではなく、今後ラグビーのワールドカップや東京オリンピックの開催で多くの海外からの観戦客がやってくる中で、企業がいかにプラスチックゴミの減少に取り組んでいるかということを世界にアピールすることにもつながるので、もう少ししたら今のコンビニ大手は全てレジ袋を有料化することはかなり可能性が高いのではないかと思っています。

今後、本格的にコンビニの袋が有料になることが実際に起こった場合に備えて、100円ショップでも売っているマイバッグを数枚車の中に入れておけば、規模は少ないにしてもいちいち立ち寄った先のコンビニで袋を購入することもやっておけばいいと思います。その際、今後のコンビニ利用を考えた上で、サイズの違うものを複数そろえておくということで一層便利になると思われます。
というのも、コンビニでマイバッグを利用する場合にはスーパーのように何でもまとめて放り込むという利用のし方とは違い、人数分のお弁当とおにぎり、ペットボトルやおでんというようなある程度決まったものを入れるので、普通のマイバッグとともに保温・保冷のできるバッグがあれば、おでんやお弁当を温めたまま持ち運ぶことができる分、今のレジ袋よりも便利になるかも知れません。

今後、コンビニの方でもおでんやコーヒーをジャストフィットで入れられ、こぼれにくいような保温・保冷機能付きのマイバッグを作るかも知れませんが、そういう意味ではコンビニのお弁当がちょうど入るくらいの安いクーラーボックスを置いておくというのもいいかも知れません。底に保冷剤の代わりになる凍らせたペットボトルを置き、その上にお弁当やおにぎりなど夏の時期にいたんだりすると困る食べ物を入れて運ぶとか、今まではもらった袋から出して入れ直すこともなく、直接レジで商品を入れてもらえるようにもなる可能性もあります。ただ、そのようにマイバッグを持参するお客さんが多くなったら、それはそれでレジ周りの混雑が多くなるような気もするので、人員の確保が今後コンビニでは要求されそうな気がして、それができないコンビニはどうなるのか、そんなことも気になります。

最初に書いた通り、プラスチックゴミを本格的に無くすためにはレジ袋の有料化も必要でしょうが、やはりペットボトルの数を減らすことが一番の対策でいることは疑いようがないでしょう。もし今後、スーパーやコンビニでも炭酸系を除く飲み物を「量り売り」(イメージ的には専用ボトルに自動的に詰めることができるスーパーの水のような感じ)するシステムと専用ボトルが一般的になれば、それこそ劇的に日本国内のプラスチックゴミは減ると思います。今私が使っているナルゲンボトルは洗うのも簡単ですし、匂いも付きにくいので、そうした量り売り用のボトルとしてナルゲンもどきのボトルが一般化すれば個人的にも嬉しいので、今後の日本社会のプラスチックゴミ減量の取り組みには注目していきたいと思います。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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