今後出なくなるかも知れないいわゆる「小型スマートフォン」の必要性について考える

ネットニュースを見ていると、手のひらに収まるくらいの小さな画面のスマートフォンが今後販売されなくなるのではないか? という記事が目にとまりました。

私は、現在メインスマホとして楽天モバイルのRakuten Hand 5Gを使っているのですが、画面サイズが5.1インチということで、現在主流の6インチ強のものよりもかなり小さくて、自分としては快適に使っていて、乗り換える場合も同じくらいのサイズのスマホを欲しいなと思っていたのでちょっとショックでした。

ただ、私の場合はRakuten Hand 5Gは主に通話用として胸ポケットに入るという理由で使っています。画面の小ささに問題が出た場合は、主にデータ通信利用に使っているOPPO Reno9 Aとの併用をしています。つまり、併用をすることで大きなものと小さなものを使い分けているのですが、一台で全ての事を行ないたい場合、スマホについては「大は小を兼ねる」という感じで使われているのではないかと思われます。

画面が大きく重くなると、なかなか胸ポケットに入れて持ち運ぶことが難しくなり、首から掛けて持ち運ぶような事になるのではないかと思います。そうしたスタイルは今ではそれほどおかしくなくなったので、あえて小さなスマホを持たずに、動画の視聴でも有利な大画面のスマホが主流になることは十分に理解できます。

ただ、小さなスマホが威力を発揮するシチュエーションというものもまだあるような気がします。小さいお子さんが電話をする場合には小さいものが良いと思いますが、そうなると小さなスマホはキッズスマホという形で残っていくのかという感じもしますが、それだけではありません。

例えば、少々一般的ではないのですが、前日に書いた天体観測についてスマホを活用するケースが有りまして、多くの天体望遠鏡には星を見るアイピースにスマホを固定することで星や星雲・星団・惑星などをスマホの写真や動画で撮影するためのアダプターがあるのですが、最近の大型化するスマホだと大きすぎてバランスが悪くなったりうまく固定できなくなったりするのが心配なのです。

もし、今後小さなスマホが無くなってしまった場合には、ウェブカメラのようなレンズだけの小さなカメラを付けるような感じになるのかも知れませんが、気軽に手元のスマホで撮影できなくなるような流れというのは、何とかならないかと思ったりします。

画面が6インチ未満の小型スマートフォンが今後出るかどうかというのは、私のような「2台持ち」で利用するニーズが今後増えるかというところにもあるかと思います。2台持っていれば、私のように「通話とデータ」を分けたりすることもできますし、小さなスマホとタブレットという形で使った方が動画やゲームなどはやりやすくなり、さらには小型スマホを通話用と割り切って開発してもらえれば、それほど高額にはならず、2台持ちしやすくなるのではないかと思います。

そんなわけで、個人的には通話とデータを分けるだけでなく、複数のキャリア回線を契約する中で2台持ちしてあらゆるリスクに備えるようなライフスタイルを実践する人たちが多く出てくれればと思ってしまいます。ガラケーの代用として「通話・決済」を集約して入れられるようなコンパクトなスマホの存在意義はまだあると思うので、そうした製品が今後出てくることを期待したいですね。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

今後出なくなるかも知れないいわゆる「小型スマートフォン」の必要性について考える」への5件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    これからの社会においてスマホは決済・本人証明において必須のアイテムになると思います。スマホの生体認証は本人証明において有効だと思います。
    通話・決済・本人証明以外はほとんど使わない人にとっては大きいスマホは荷物になるだけ。老眼の高齢者にとっては大きいスマホは中途半端で使いにくいのでは。むしろタブレットとの併用が使いやすいと思います。
    胸ポケットに入るようなスマホが求められていくと思います。まだ社会生活で必須のアイテムとして認知されていないのでは小型スマホに需要が少なくなっているのではと思います。

  2. ケータイオタク

    上記コメントの一部修正です。
    まだ社会生活で必須のアイテムとして認知されていないので小型スマホの需要が少なくなっているのではと思います。
    最後の小型スマホの前の「は」が余計でした。すいません。

  3. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    スマホを社会インフラへの導入装置と考えると、スマホでゲームや動画を長時間やることもないわけですし、今のガラホではLINEもできないので、最新OSの動くコンパクトスマホがガラホからの機種変更を誘導するものとして一定の評価を受けるべきではないかと思います。それと、そうしたコンパクトスマホに合わせるタブレットもいろんなものから選べるようになると良いですね。

  4. 匿名

    てらさん、こんにちは。

    自分も楽天ハンド5Gをサブで使っていますが、osがAndroid11のままなので、せめてAndroid14の後継機を出して欲しいですね。。自社開発なので、撒き餌と言う感じなのでしょうが。。

    確かにサブとメインの2台持ちだと小型スマホのニーズはあると思いますが、1台だと「大は小を兼ねる」になるんでしょうね。

    ahiru

  5. てら 投稿作成者

    ahiru さん コメントありがとうございました。

    多くの人はスマホ一台で何でもやっていますので、必然的に画面は大きくなりがちです。また、スマートウォッチの普及も関係あるのかも知れませんね。個人的には、確かスマートウォッチケースのようなもので、スマートウォッチをガラケー化するものが売られていたので、今後スマートウォッチで決済や通話が普通にできるものが安く出てきたら、それを胸ポケットに入れて使うというのも有りかもとは思います。

    今のinfovarを模したAppleWatchケースはちょっと趣味の域を出ませんが、小型スマートフォンが今後出ないのなら、スマートウォッチを決済機能付きガラケー化できるキットを安く提供して欲しいものだと思います。

コメントを残す