天体望遠鏡の性能・価格チェックを行なっているうちについ注文してしまったのは双眼鏡だった

先日書きましたが、現在は台風も発生してしばらくは雨の心配をしながら過ごさなければならなくなるものの、その季節が明けると、ちょっと涼みながら野外へ天体観測に出てみたくなります。

当初、国立天文台が出しているプラスチック鏡筒の天体望遠鏡キットが5千円ぐらいと安くてもそれなりのものだと物欲が湧いたのですが、調べてみると更に色々な情報が出てきてしまい、さらにお金を出したらこのくらいまでというような製品情報がどんどん入ってきて、自分が満足するようなスペックできちんとした製品ということになると、10万までは行かないものの、結構な金額になってしまうことがわかってきて、ちょっとびびっています。

まあ、国立天文台監修の望遠鏡キットも悪くはないので、一台買っても良いのですが、空が良い状態の時にベランダに出して見るだけでなく、ちょっと暗い空を目指して車で光の少ない場所まで移動して見るような事も考えると、持ち出しやすくて操作も簡単というようなポイントも加わってしまうので、これがなかなかまた高価になってしまうのですね。

特に、望遠鏡を載せる三脚については、ちょっとでもブレると目的の天体がどこかに行ってしまうというシビアさがあるので、特に惑星をきれいに見たいという場合には土台がしっかりしたものが欲しいですし、このようにブログなどをやっていると、できればスマホで天体の写真を撮ってアップしたいということになると、さらに購入のための条件が増えて予算が増えるということになります。

そうなってくると、過去に経験したカメラのレンズ沼のごとく、自分の生活にも影響するような支出をついしてしまうような事にもなりかねません。ということで、例えばちょっと外の月や星が綺麗に見えている時に、気軽に使える双眼鏡をまずは買うのも良いかと思ってつい注文してしまいました。それが、Comet Scan 15×70というちょっと大き目の双眼鏡だったのです。

リンク先では現在入荷未定になってしまっていますが、私が注文した時にはほぼ納期が一ヶ月ということで、Amazon特有の事象で、注文は受けたものの調達不能で購入できない可能性もあります。ただ、本体のスペックが7センチのレンズが2つあり、15倍と比較的大きく見えるだけでなく、標準で三脚固定用のアダプターまで付いて12,000円というのは、ちょっと昔だと考えられないくらいの価格だったので、まずはポチッとしてしまったわけです。

望遠鏡と違って双眼鏡の場合、三脚に乗せなくても手持ちで寝っ転がって見ることもできますし、星だけでなく日中の風景も楽しむことができます。そして、天体望遠鏡の場合、何もアダプターを付けないで見ると、上下左右が反対に見えるので、その辺を理解した上で操作する必要があります。その点双眼鏡は目で見たものが拡大されて見えるだけなので、アプリなどで星空全体を見ながらその方向に双眼鏡を向ければその場所をすぐに探すことができます。

何よりも、ベランダに三脚を置いて、そこに据え付けるだけですぐ見られるというのは望遠鏡と比べると楽なのです。昔購入して今も使っている双眼鏡はレンズの口径が3センチくらいの小さなものなので、今回はおよそその倍の口径があるものを追加購入したことになるのですが、星団・星雲を見るだけならこれでも十分で、木星の縞や土星の輪はさすがに見られませんが、今後大きな彗星がやってきた場合は双眼鏡の方が臨場感のある姿を見ることができます。

かつて、6センチ・8センチクラスの双眼鏡を出しているメーカーがあって欲しいと思ったのですが、単体で7万から9万くらいしたので購入までには至らなかったのですが、安い製品であるために性能的に諦めなければならない所もあるものの、趣味で星を楽しむなら、口径7センチの双眼鏡は今の私には十分なもので、特に車中泊で空の暗い場所を探して出掛けられるようなら、スマホのアプリでその日・その時間の星空を確認しながら見られそうです。持ち運びもしやすいですし、本当に購入できたら(実はAmazonでは知らないうちにキャンセルされたこともあるので完全に買えたとは思っていないのです)、梅雨明けの宣言が出ましたら、ぜひその状況についてここで報告させていただきたいと思っております。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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