車中泊の旅の中で気軽に使える双眼鏡があるだけでもかなり楽しめる

引っ越しをする際にほとんどの物を処分してきたので、改めて趣味嗜好に関するものを購入しなければならないような事が起こっています。今考えているのは、そこまで本格的なものでなくても良いので、月と土星の環が見られるような望遠鏡があると、狭い自宅のベランダでも天体ショーを直接見られるので何とかしようと思っているのですが、そのために調べものをしていて感じたことがありますので、その事について今回は書かせていただこうかと思います。

インターネットで天体望遠鏡のおすすめを調べると、格安なものは逆に不安になり、かといって専門店のおすすめをそのまま買うには光学機器だけにかなり値が張ることになります。

以前私が望遠鏡を探していた当時はまだスマホなんていうものは影も形もなく、フィルムカメラで写真を撮っていた時代で、当然ながら目的の天体の自動導入システムもありませんでした。星の動きは北極星を中心に回っていますので、何もしないで放って置くとどんどん動いてしまうため、地上で景色を見るのとは違ってちゃんとした装備が必要になるので、その辺の知識を持っていないとせっかく買っても使えないということが起こり得ます。

ちなみに、昔懇意にしていた望遠鏡のお店のマスターには、初心者がまず買うならと進められたのは、しっかりとしたカメラ用の三脚と、三脚に取り付けが可能な双眼鏡を組み合わせて、三脚に付けて星を見るということでした。そのセット(双眼鏡の取り付けアダプター含む)は今でも持っているので、月や星団(プレアデス星団→スバル)などを見るなら、下手な望遠鏡を持つよりも、地上でも使えるので最初の一台としては今でもおすすめでしょう。

同じお店のマスターから望遠鏡について話をしてもらった時も、当時からあった「集光力」「倍率」という言葉に惑わされないようにして、初心者が扱うなら屈折望遠鏡が扱いやすく、レンズの口径iによって性能が決まるという事と、鏡筒の長さはあまり長いと扱いづらいので、短いものを選ぶ方が良いということと、とにかく星を見る場合には振動によってずれてしまうと全くどこに何があるのかわからなくなるので、しっかりした架台(三脚など)と、ハンドルなどで微調整できる機能が付いていないと厳しいと教えていただきました。

現在はスマホとBluetooth接続をして自動的に望遠鏡が目的の星や惑星の方向にセットできる装置が一般化していますので、必ずしも微動ハンドルは必要ないかも知れませんが、実際に望遠鏡を覗く場合にはずれもありますので、やはり初心者用としては向きを微調整できる装備は必要だろうと思います。

個人的には、小さい望遠鏡でも月や土星の環を見るだけなら、小口径で安いものでも十分だと思ってはいますが、望遠鏡を乗せる土台と微調整可能な機具を付けると、トータルではそれなりの金額になってしまうということはあります。私の場合は安いものでも、それが何故安いのかというディメリットをまずは見つつ、価格とのバランスを考えながら使用頻度も考えつつ、なるべく予算を少なくして選ぼうとは思っています。ただその組み合わせは決して初心者におすすめできるセットにはならないでしょう。その辺がなかなかここで紹介するのに難しい点でもあります。

個人的には、まずは1~2万円の予算で、三脚に固定できるタイプの双眼鏡をアダプターとセットで購入し、この際三脚も最大限に伸ばしてもガタガタしないものを手に入れるのがおすすめです。そうしておけば、その後軽めの望遠鏡と微動ハンドルをセットで購入すれば、三脚に載せ替えて使うことで、月から星団・星雲、土星の環まで見られるようになります。車で暗い場所まで移動できればさらに有利になります。車中泊をされるなら、こうした装備を持っているだけで、夜だけでなく昼にバードウォッチングでも使えますし、かなり車中泊の楽しさも変わってきますので、自分に合ったものを手に入れるのも良いかと思います。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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