私自身は現在日常的には使っていませんが、車で旅行に出掛ける時には結構コンビニエンスストアのお世話になっています。お弁当だけでなくサラダやデザート、飲み物を購入する場合に今まで当り前に付いていた商品を食べるためのスプーン・フォーク・ストローについて、コンビニ大手のファミリーマートでは全国の店舗のうち100の店舗で有料化し、1本4~6円で販売することになったそうです。
こうした背景にあるのは環境問題としてのプラスチックごみの増加を懸念してということなのですが、こうした事実を知らないで対象店舗で食品を購入された場合、今まで無料でもらえていたものが有料になるということになるので、ユーザー側でもある程度の心掛けが必要になるのではないかと思います。
まず、こうしたやり方を行なっているのは大手コンビニの中でもファミリーマートだけなので、レジの前ではじめてそんな話を聞かされて自分がトラブルになるだけでなく、レジに並んでいた他の人と店員とのトラブルが起こるのを見たくないという方は、素直に他のコンビニを利用した方が良いかな? という感じはします。
当のファミリーマートとしても、新たなサービスを開始した直後というのはどうしても混乱が起きやすいということもあるので、ユーザーとしては落ち着いて動向を探る必要があると思います。今回の取り組みにしても一気に全店舗て行なわず、一部の店舗だけでこうした試みを行なうというのは、果たしてこれによって売上が変わるのか(環境に対する意識が高いお客さんが増えることで、売上が伸びる場合も当然ありうる)、お店で働く店員の方々の負担にならないか、それによってアルバイトが他の大手コンビニに移ってしまわないかなど、営業戦略として一般化して大丈夫なのかを時間をかけて見ているのではないかと思います。そこで大きな問題が起こらなければ、次第に全店舗で同じような有料化を行なうでしょうし、それに追随するような形で、他のコンビニチェーンも同じような有料化の流れになっていくのではと思います。
ただ、環境問題を解決するためには、例えばいつまでも自然界で残らない木や紙、とうもろこしを原料にした食べられるカトラリーなんてものもありますので、そうしたものを販売したり配布するというような考え方もあります。全てを有料化するのでも、従来のプラスチック製のものと、自然に還る材質のものとの価格差を付けるというようなやり方もあるでしょう。それは各企業によって戦略は変わってくるでしょう。
少なくとも、ファミリーマートはカトラリーの無料配布から有料化というところに舵を切ろうとしているので、旅に出掛ける場合には、自分でお箸・スプーン・フォーク・ストローを用意してから出掛けるというような事もできればした方が良いのではないかという気もします。
ただし、今の時期は感染症の危険もつきまといますので、普通のものではなく、一回使って安全に捨てられる、自然に還るような材質のものを車に入れて出掛けるというのが、時代に合うだけでなく、車の中で食べるような事になれば、感染症予防という観点でも良い選択になるのではないかという気もします。
そんなわけで、今回のファミリーマートのやり方がコンビニを利用するユーザーに受け入れられるのかどうか、レジ袋のように、多くの人が常にショッピングバッグを持参するように、カトラリーを持ち歩くのが普通になるのかどうかをじっくりと見ていく必要があるように思います。それと同時に、100円ショップなどで一回のみ利用できるお皿やカップ、カトラリーを購入するような場合、自然に還る材質のものがそもそも売っているのか、売っているとして価格(同価格での量の差も)がどうかを見ていくことも大切ではないかと思います。
てらさん、こんにちは。
以前から思っていましたが、レジ袋や、こういう今まで無料だった物が有料になった分の価格が、商品価格から割引にならないのは理屈が通らない気がします。
最近の値上げから見たら微々たる物だと思いますが・・
あと、便乗で紙袋も料金を取る店舗もあり、プラごみと関係無いので、これも理屈が通らないですよね。
今回の件は、自分は余り出先で食べるために弁当とか買わないですが、コンビニコーヒーを買ったりするので、そのストローとか有料なのが影響はありそうです。流石にマイストローは持ち歩かないので、買う事になると思いますが。
ahiru
ahiruさん コメントありがとうございました。
本文にも書きましたが、マイカトラリーやストローの問題点は感染症予防の観点からすると、非衛生的になりがちだということですね。社会的にも大きな問題なので、アイス飲料については最初からストロー込みの価格で提供してほしいと思うのですが、その辺は他社との競争ということで、他社と比べて高く定価を設定したくないということもあるのかもしれません。
ともあれ、今回のファミリーマートの試みがスタンダードになるのか、それとも何らかの対応策を追加する必要があるのか、その辺はじっくりと見ていこうと思います。