災害時の事を考えて多めのデータ通信を日頃から契約しておいた方が良いのか

昨日のブログで、普段使わないデータ通信容量のある契約をスリム化し、必要な時にはpovo2.0のようなトッピングができる回線を備えておけば良いのではというような事を書きました。旅行などあらかじめ日にちが決まっていたり、必要な容量が決まっている場合にはそれで十分だと思います。今回は、そうして「スリム化」した回線を使っている中で、もし大きな災害に見舞われてしまって停電によって自宅のインターネットが長期間使えなくなった場合にどうすれば良いのかということを、過去の事例を見ながら考えていきたいと思います。

ちなみに、今契約している中でモバイル通信を基地局がだめにならない限り使えるような回線は、楽天モバイル(無制限ですが料金は段階的)とNUROモバイルNEOプラン(月20GB利用可で使用後も最大1Mbpsで利用可能)の二回線を持っていますが、このうちNUROモバイルのNEOプランが日頃ほとんど使っていないので、いざという時のためにだけpovo2.0やIIJmioを使ってやり過ごそうかと考えているのです。

過去、熊本地震があった時、IIJmioは全てのプランの契約者に向けて追加で2GBの無料高速クーポンを出したという内容をネット内で見ました。ネットラジオなら十分使えますし、動画サイトでもそれなりに使えるように思います。停電が続き自宅の光回線が使えない状況がどれくらい続くかという点が気がかりではありますが、過去にこのような追加クーポンの利用が可能だということがわかると、ちょっとほっとします。

そして、povo2.0では、過去に福島県沖で地震があった時、地震の発生から45分後に、普段はトッピング料金330円がかかる24時間使い放題のトッピングを無料で使えるコードをX(旧ツイッター)で発表しました。限定の容量とは違い、高速無制限で使えるトッピングが用意されるなら、例えばモバイルモニターとアマゾンのFire Stick TVを接続すれば、電源はその二つでもスマホやタブレットを充電するモバイルバッテリーでも使えるようになります。

この写真は以前購入した手前にある小さな10000mAの容量のモバイルバッテリーで15インチのモバイルモニターとFire Stick TVを繋いで動かし、さらに動画を見ているところです。アベマTVやNHK+のアプリを使えば、チューナーがなくてもテレビとの同時配信の放送を見ることができますので、その際はスマホからのテザリングということになるでしょう。ということは、スマホ用とモニター用にこのくらいのモバイルバッテリーを用意し、このセットをローテーションさせるようにソーラーパネルで充電するような事をすれば、少なくとも情報関連のことでポータブル電源を使わなくても良いことになります。

ちなみに、モバイルモニター関連の電力消費は5Wくらいのものなので、定時のニュースを確認するくらいに使用頻度を抑えて使うならば、以前書いたようにこのくらいのモバイルバッテリーが安売りされるごとに増やしていけば、かなり余裕を持って使えるようになるでしょう。そうなってくると問題になるのが、やはりモバイル通信容量の残りを気にしながらネットにつながなければならないのかということに戻ります。

個人的には災害時にはまず今持っている高速クーポンを使いながら、各業者から災害時緊急の追加クーポンやトッピングの案内が出たら、それを利用させてもらって停電明けまで何とかしのげるのではと思います。もちろん、自宅に住むことができず、避難書での生活を強いられた場合には、避難所でインターネットが使えるのかとか、その他無料ワイファイが使えるような所で利用する方が良い場合もありますが、そうした色々な対応策を過去の実績で行なっているところであれば、基地局自体が大きな損害を受けなければ、スマホを使ったネット接続は、低額プランだけ日頃契約していたとしても、何とかなるのではというのが自分なりに調べた結論になりました。もちろん、そうした目論見が崩れてしまう最悪の状況も無いとは言えませんが、考えの参考にしていただければ幸いです。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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