もはや学生の夏休みが終わる頃になっているというのに、まだ日本列島の暑さは落ち着いてきません。朝夕は涼しくなってきたような気もしますが、先々月はまだ冷房を付けないで頑張っていたものの、先月からエアコンが稼働することになり、先月は先々月から比べると4割増の電気料金になりました。
日々エアコンのある生活に慣れてしまうと、さらに快適さを求めて体的に無理をしなくなるので、今月はさらに先月よりも電気料金が上がってしまうと思います。今年は仕方がないにしても、来年というか今年の冬からも、普段通りの生活をしながら電気代を下げるにはどうすれば良いか? ということを考え、一つの考えに思い当たりました。
例えば、毎月の収入の中から貯金をしてお金を貯めたいと思った場合、何も考えずに入ってきたお金を使って残ったお金を貯金というような方法では、まとまった金額が貯まらないというパターンは多いのではないかと思います。毎月の目標を決めて家計簿を付けるような事でお金の流れを把握することでお金は貯まっていくと思うので、電気についてもきちんと毎月の使用量を把握することから始めることにしました。
最初に書きました毎月の電気料金ですが、これは自分でメモを取らなくても電力会社のホームページにログインすることで、時間ごとの電力消費量を把握したり、過去の使用電力量と電気料金についてもいつでも見ることができます。毎日そうした使用量のグラフを確認しながら、通い過ぎてしまったと思った日の翌日には節電を心掛けてみたりすることで、今年は気付いたら一気に電気代が上がるような事態を避けることができました。
その次に考えたいのが、自宅で使っている家電製品がどのくらいの電気を使っているのかということです。
家電製品にはそれぞれ消費電力の記載がありますが、使い方によっては常にカタログに書いてある数値に達しているわけではありません。例えば冷蔵庫の場合、いったん温度が安定していれば、そこまで庫内を冷やすのに電気を使いませんが、ドアを開けて室内温度が上がると電力を使用して冷やそうとします。これはエアコンの自動運転においても同じ事が言え、カタログ値やネットでの報告というものよりも、現在自分の家にある家電がどのくらいの電力を使っているのかわかるのが、コンセントと家電の間に繋げて消費電力などをデジタル表示できる、今回注文した「ワットチェッカー」というわけです。
とりあえず、ワットチェッカーが到着したら様々な家電の消費電力の傾向を掴むのに使おうと思っています。そして、将来的にはポータブル電源を買って家のベランダに設置したソーラーパネルから充電した電気を使って生活に必要な分の電気の一部を賄おうと思っているのですが、問題は自宅でどのくらいの電気を作ることができるか? ということもあります。
自宅が停電してもポータブル電源に接続してエアコンを使ったり、家の冷蔵庫を連続稼働させることで電源復旧まで食品の痛みを防止するようにするのが理想なのですが、もし1500Wから2000Wの出力が可能で大容量の、家庭用のコンセントと同じくらいの出力を持つ比較的大きなポータブル電源を買ったとしても、使い切ったポータブル電源をソーラーパネルで充電するには自宅の環境では相当時間がかかるという現実があります。
自分で工夫すれば100Wのパネルを設置することはできそうですが、太陽の動きとともに向きを変えることができそうにないので、まるまる100Wの発電を期待することは難しいと思います。充電する方法には車のシガーソケットに接続して車のエンジンを掛けながら緊急避難的に充電することができても、その入力は100Wがいいところです。
一軒家や広いベランダのある家であれば200~300Wくらいのソーラーパネルを設置することで、大容量の電源でも充電時間を短縮することはできると思いますが、わが家はそうした環境にはないので、まずは現在の住居で無理なく充電できる、現実的な発電量というものを知り、その上でどの家電を最低限使いたいのかということになっていくでしょう。
ということで、今後は家で現在使っている家電の消費電力がどのくらいになるかをワットチェッカーを使って詳しく把握し、その上で自分の状況で最適にソーラー発電で現実的に充電して使えるポータブル電源でどこまで日常生活の中や災害時に使えるかということを考えながら、最低限の電気を自給自足できるような生活に切り替えていくことも今後は考えていこうかなと思っています。車中泊の旅においても、ポータブルバッテリーが普通に使えるようになれば、かなり車内環境は良くなりますので、真剣に考えていこうと思います。