当り前に動いていたものが動かなくなる時代に私たちはどのような心持ちでいれば良いのか

昨日は、高知の方でかなりの雨が降ったということですが、現地の方々は大丈夫だったでしょうか。私の住む静岡では前の日に相当雨が降ったおかげで東海道新幹線および在来線(東海道本線)が運転をストップし、そのため日本の大動脈である真剣線全体で大きな遅れや運休が相次ぎました。

台風が日本海の方から北海道へと進路を向けたことで、北海道にも台風の影響が出ることは心配になりますが、少なくとも東京と博多を結ぶ、東海道新幹線と山陽新幹線についての運転についての障害は無くなったと考える人がほとんどだったでしょう。

自宅からは新幹線の高架が見えるので、朝には新幹線が普通に動いているのを確認してこれで前の日に東京・名古屋・新大阪の各駅で待っていた人たちもようやく動けたのかと思っていたら、何と昨日中もずっとダイヤの乱れは続き、その影響は終日続くというニュースを見た時、事前に運行情報を確認することと、代替ルートがあるならそちらも考えるなど、臨機応変に交通機関を変えるというような事も必要かなと改めて思いました。

例えば、もはや天候の影響はなく、道路の通行止がないような状況であれば、今回の事で前日に思わぬ事があって新幹線が数珠つなぎのようになって動かすことのできない状況が新幹線にはあることを知った上て、新幹線を利用するのを止め、高速バスに切り替えるという方法にも可能性を見い出せます。さらに迂回をするように東海道ではなく北陸新幹線を使うとか、格安航空の便がゲットできるなら飛行機の可能性に賭けてみるとか、何か道は残されているのではないかと思うわけです。

私自身も旅先でトラブルに遭遇したことはありますが、昔と違って今はスマホを使って各種乗り物のチケットを取得することができたりしますので、最後まで諦めないで、新幹線が動かなければそのまま待つという選択肢以外にも何か可能性はないか、例えば現在地から目的地までの代替交通機関の空きがなくても、途中からならチケットが取れる場合には、そこまで在来線を使うとか、短い距離であればタクシーを使うとか、特に天候や道路状況に影響がないなら、目的地まで行くためのあらゆる可能性を探ってみましょう。

また、駅や列車の運行状況については公式発表のものだけでなく、旧ツイッター(X)や、各経路検索アプリに付いている場合もある「口コミ」機能を利用しての情報収集もおすすめです。これは自分が身動きが取れなくなってしまった場合に、他の人に対しての情報提供をすることも考えつつ、同じように交通機関を利用している人からの情報発信を利用させていただくことで、公式な情報発表の前に、今後の運転状況(運転再開の見込みはあるのか、あるとしたらどのくらい後になるのか)ということについて類推するためにはとても重要な事だと思います。

といっても、考えることは皆似てくるので、どうしても当日移動できる交通手段が見付からずにその場で夜を明かさなければならなくなることもあるでしょう。個人的にはどうにも進めなくなってしまった場合、留まる場所を決めた後、昔はそこから宿に電話をして泊まれるか問い合わせをしたものですが、今ではビジネスホテルはスマホから予約できますし、一人で単に時間を過ごすだけなら、翌日に帰ると腹をくくれば、個室のネットカフェを事前にスマホで予約して滑り込めば、少なくとも金銭的な負担は軽減できます。

ネットカフェの多くはフリードリンクで出入りも自由なので、食事は最悪コンビニ弁当でも何とかなりますし、特にインターネットを使って今後の動き方についてスマホの電池消耗の事を考えたり、携帯電波のつながりも気にせずに調べることができるので、まだネットカフェを使ったことのない方も、とりあえず大手のネットカフェが提供しているアプリをダウンロードし会員登録しておくことで、いざという時に備えるというパターンもあります。

こうしたトラブルに備えるには、まずは自分の行動範囲の中で、常に同じ交通手段・ルートを使うのではなく、他の交通機関やルートを使ってみることも必要かなと思います。さらに、遠回りになってもたどり着ける手段を考えながらその過程を楽しめる旅的な要素も入れた移動というのもやっても良いのかも知れません。もちろん、実際に行かなくてもネット経由でいくらでもシミュレーションすることは可能ですので、様々な可能性を生むルートを調べてみるのも面白いのではないでしょうか。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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