BIGLOBEにとってはpovo2.0が想定外?「donedone」2023年8月末でサービス終了へ

データ通信SIMとして基本料0円で契約維持可能という触れ込みのBIGLOBEが運営する新しい通信ブランド「donedone」は、現在のpovo2.0のように、当初は数々のトッピングを付けることで様々なニーズに対応するかのような話もあったので、データ専用の「エントリーコース」に加入していました。

しかし、いつになっても追加トッピングの案内はなく、その間にau本体(BIGLOBEはauの子会社)がpovoというサブブランドのサービスを開始し、基本料金0円にトッピングを付けることによって様々な利用が可能なブランドに成長してくるに従って、恐らく多くの人は「donedone」の存在を忘れてしまっていたのではないかと思うほど何の進展もありませんでした。

利用料無料でできることは、大体povo2.0に何もトッピングを付けない状態に近く、低速固定の通信速度は60kbpsくらいが出ればせいぜいというところでした。ただ、このくらいのスピードでも自宅のワイファイを使って各種データをダウンロードした状態でカーナビアプリを動かして使う分には、それなりに実用になったので、サブ・メインで使っているスマホの機能を潰すことなくカーナビ専用の回線と考えて使っていたのですが、さすがにこうしたサービスをこれ以上無料で使わせることができなくなったのでしょう。

donedoneは他にも、最大3Mbpsで月50GB(50GB超過時には最大1Mbps)という、それなりに使えそうな音声付きプランが月2,728円で提供されていました。人によっては最大3GBという制限の中で月50GB使うのは難しく、そういう人にとっては実質的な無制限モバイル回線ではあったのですが、今後は番号を維持するためには他社へのMNPが必要になります。

私が契約しているエントリーコースはデータ通信専用のためMNP自体ができないので、サービス終了と同時に自動解約になるというメールが来ました。回線の利用におけるコストを全く負担しないような契約だったので、いつかはこういう日が来るとは思いましたが、サービス内容をもっとアピールしていけば、もう少し延命できたのではないかという気もしますが、果たしてdonedoneを開始する前に、BIGLOBEはauからpovoのスタートの話を聞いていたのか、今回の経緯を見ていくと、同じau関連企業同士でのつぶし合いのような形になってしまったので、ちょっと残念ではあります。

ただ、今回donedoneがサービスを終了することで、ちょっとした期待もあります。というのも、povo2.0ではdonedoneに遠慮していたのかはわかりませんが、いわゆる最大1~3Mbpsくらいのスピードで使えるような基本トッピングがありません。もし最大1Mbps・3Mbps固定のトッピングができたら、au本家だけに平日昼間でもスピードの低下の心配なく中速で使える私にとっての理想的なプランになりそうな気がします。

現在、UQモバイルを契約しているものの、povo2.0で最大1Mbps固定のトッピング月額がUQのくりこしプランSと同じくらいであれば、UQを止めて今あるpovo2.0の利用頻度を上げられます。さらなる高速通信が外で必要であれば、マイネオのプランを活用すれば良いですし、3Mbpsあれば恐らく大きなファイルのダウンロード以外は外で使う分において何の問題も私の使い方では無くなるので、そうしたトッピングの登場に期待したいところです。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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