データをクラウド任せにしないで自衛する試みはテレビ録画のための機材から

私は、あることに疑ると、とりあえず自分で一通りできるようにしてしまうようなところがあります。以前はコーヒーを豆から淹れるためのグッズについて、ああでもないことでもないと試行錯誤し、現在は自宅で淹れるコーヒーセットを外に持ち出すものと兼用にするために、コンパクトにまとめることを目指し、現在はその目的は達したので、コーヒーについては毎月飲む豆以外は道具にお金を使うことはなくなりました。短期集中でいろんな情報を仕入れながら、そこそこの投資で良いものを買いたいというところは、別の興味が出た時も同じで、現在は違うことに労力を注ぎ込んでいます。

他の方も将来に向けての漠然とした不安があるかも知れませんが、自宅のテレビはまだ十分に利用できるのですが、かなり長く使っており、いつ突然死してしまうかというのは正直なところわかりません。古いハイビジョンテレビなので、最近になってNHKの4K放送が独自放送になることを見越してはいるものの、今使っているテレビが見られなくなったらそれまであまり考えずに増やしてきてしまったテレビのハードディスクおよび、外付けのハードディスクに保存している番組を見ることができなくなってしまうのです。

今まではテレビとは別にハードディスクレコーダーを使わずに、あくまでテレビ自体の機能としての録画をしていたのですが、今さらですが残したいものについてはDVDやブルーレイに焼いて残さないと、パソコンを含む他のメディアで見られなくなってしまうという事に気付いたので、改めて色々と機材を揃えました。

まず、現在使っているノートパソコンに「PC TV Plus」という有料のソフトをインストールしました。このソフトを入れたパソコンは、現在の私の場合だとIOデータのTVチューナーにつないだポータブルハードディスクの内容を読み取ることができ、LAN経由でパソコンのハードディスクに番組データをムーブすることも可能です。一旦パソコンに取り込んでしまえばしめたもの。そのデータをディスクに焼けば、今後テレビやパソコンを買い替えたとしても読み込めるようになるのです。ちなみに、「PC TV Plus」は、パソコン一台にインストールできる最新版の価格が4,400円(税込)で、このソフトはIOデータのテレビチューナーにアクセスし、パソコンの画面をテレビのようにも使えるようになります。

残念ながら、現在「PC TV Plus」をインストールしているパソコンのディスクドライブはCD・DVDの再生専用なので、番組をディスクに買き込む場合には新たに書き込みに対応したディスクドライブの購入が必要です。

ただ、ソフトとディスクドライブは2万円くらい出せば入手することができ、以前購入したLAN接続が可能なTVチューナーは1万5千円~2万円くらいで、現在のテレビに録りためたデータを取り込むための準備ができました。
まだ、外付けのディスクドライブは注文したものの到着していないのですが、今後は内蔵ドライブと外付ドライブとの間でコピーも手軽になるのではないかと思った時に、改めて思い出したのは、まだクラウドに保存するような手段のなかったころから撮ったデジタル写真やビデオ、各種書類などの情報について、大量のCD-Rに保存していたことでした。

テレビの録画をしたものの場合、一回しか記録できないDVD-RやBD-Rに保存してしまうと、ディスクからの移動ができなくなり、ディスクが破損したら終わりになります。著作権保護の機能がなく、いくつものコピーを取っておけるデータであれば、一回記録のメディアに順次移していけば、膨大なCD-RがあってもDVDやBDの容量は多いので、持ち出す場合の枚数は少なくできます。さらに、同時にクラウドにも保管しておけるので、安いメディアを使って暇な時にでもコピーを取っておくことで、かなりデータをすっきりさせることができるでしょう。

テレビ録画したものをディスクに移す場合、今のところ考えているのが大体1,000回ぐらいは書き換えが可能なDVD-RWやBD-REに保存しておいた方が、テレビを買い換えた時にもそのまま使うことのできるDTCP-IPという著作権保護規格に対応したNAS(ネットワークHDD)を繋いだ時に、必要に応じてハードディスクに戻したりもできるので、自宅での利用の幅が広がるのではないかと思っています。

今回は、そんな風にまずは自宅のテレビ内にある昔の録画番組を救出するところから始めたものの、現在までのPCデータをバックアップしながら、コピーできるものはDVDとBDの両方にコピーしておくことも今は考えています。つまり、CD→DVD→BDと3つの同じデータで持っていれば、容量が小さくなったBDを持っていくものの、残したCDやDVDが置いていったことで壊れなかったという場合も出てくるでしょう。

さらに言うと、写真や動画を撮るハードがデジカメからスマホに変わっていく中で、かなりのデータがGoogleドライブなどのクラウド内だけに存在している状況もあるので、これも早めにパソコンにダウンロードしてからディスクに焼いて、クラウド依存からの脱却をはからなければと思います。

今回はあえてNASを買わなくても、インターネットに接続したパソコンがNASの代わりとなっているのですが、パソコンの場合には電源を入れている時しか使えないので、光回線が入った後で、そのシステムの中にNASを導入することで、放送中の番組だけでなく録画した番組も複数の端末で見られるようにすることも考えたいと思います。ただこれをつきつめるといくらお金を掛けてもさらに購入するようなことも起こるかも知れませんので、自分の中でそこまで熱中しないように気を付けて徐々に装備は揃えていきたいと思っています。

カテゴリー: 映像・画像関連 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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データをクラウド任せにしないで自衛する試みはテレビ録画のための機材から」への2件のフィードバック

  1. ahiru

    てらさん
    こんにちは。

     自分は先日ひかりTVを導入したのですが、PC TV PlusはひかりTVのチューナーにも対応しているので、まずは体験版をインストールしてみました。ひかりTVチューナーの外付けHDDに録画した30分番組を、BDーRへのダビングも実用的な速度で出来ます。BD-REでは何故かエラーとなりました。REは書き込みも遅いので、まずは短い番組でダビングを試してみると良いと思います。

  2. てら 投稿作成者

    ahiruさん コメントありがとうございます。

    ドライブとディスクの関係ではけっこう相性の問題がありますので、最初から50枚セットといったようなものは買わないようにしようと思っています。ただ、テレビ番組の避難先という点で見ると、できれば書き込んだ後に再度ハードディスクに戻すことができるBD-REは魅力的なんですけどね。

    まだ届いていませんが、購入したブルーレイディスクドライブはポータブルのものですが、同時に本体とセットで利用できるACアダプターも発注しました。特に書き込みの安定性を考えると、USBからのバスパワーだけだと不安になるので、とりあえずこれで試してみるつもりです。ご助言ありがとうございました。

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