システムトラブルで生活に影響が出る時代の中では交通機関が止まる事に諦めも必要なのか

先日、ANAの飛行機がシステムトラブルのため多くの欠航が出ました。たまたま、新年度の最初の時期だったため、新入社員の人たちが東京の本社で入社式を行ない、帰ろうとしたところでトラブルになってしまったようなこともあったらしいとのこと。こうしたトラブルは自分が交通機関を利用する時には起きないで欲しいと祈りたいですが、今回のシステムトラブルは本当に偶然のトラブルが発端だったとのことで、誰もが立ち往生してしまう可能性があることを再認識させてくれました。

そんな中、私がちょっと気になるのが、JR東日本がSuicaで新改札システムを導入し、これまで駅改札でローカル処理を行っていた運賃計算をクラウド型のサーバ処理へと移管していくことを発表したことです。こうした移行は、QRコードを使ったチケットレスのシステムを作ったり、JR各社をまたいでの利用がSuicaでできるようになるなどのメリットがあります。

しかし、クラウドにデータを集中させるようになると、恐らく今回ANAで起きたようなトラブルが起きた場合、自動改札は全く使えなくなるので、飛行機の場合よりさらに状況は混乱し、相当なストレスを多くの人が抱えることになるでしょう。私の場合は、地域の違いで電車に依存した生活はしていないので、主に自動車を使わないで移動している時に起こって欲しくないというぐらいのものですが、通勤通学で電車やバスを使っている人は、今後は災害時や台風などで電車が止まる可能性のある時だけでなく、突然のシステムトラブルでどこにも移動できなくなってしまうケースも出てくるわけです。

そうは言っても、トラブルが怖いと言ってシステムの進化を止めてしまってはいけないわけで、これからはシステムトラブルが原因での交通機関ストップに対する心構えをしていた方が良いだろうと思います。特に私の住む静岡から首都圏への路線である東海道線(在来線)は、宇都宮・高崎・成田空港・水戸あたりまで直通の電車があると、単区間の不通がかなり広範囲の遅れにつながるというのは、頻繁に起こる人身事故による遅れを経験したことのある人なら十分おわかりでしょう。ただシステムトラブルの場合は、物理的な理由で電車が動かないのではないので、人によっては理由がわからずに騒ぎたす人もいて、駅員とそうした人が揉めて大事になってしまうような事も起きかねないのではないでしょうか。

ですから、まずはJR東日本をはじめとしてSuicaのシステムがクラウド型のサーバ処理へと移行してからは、今回のANAのような災害や事故・故障とは関係なく交通機関がストップする可能性が出てくることを十分に把握した上で電車を利用するということが大事になると思います。毎日電車を使わない私としては、もしシステムトラブルが起こったとして、その原因がハッキング以外であったら、サーバ負荷なのかシステムのエラーなのか、さらには利用客が急激に増えることでサーバがパンクしたのか、原因からその傾向がつかめるものなら、旅行や仕事などで長距離移動を電車でする場合、そのタイミングをはかることもできるかも知れません。

カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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