自転用を運転する場合のリスクと全ての場合の「努力義務」になったヘルメット

地方や都市に関わらず、一台あると便利なのが自転車の存在です。私は以前に原付と自転車を両方使っていましたが、ツーリングなどで遠出をしなければ、市内を回るなら自転車でも何とかなるレベルではあります。これは地域の違いでもあったと思います。私の住む静岡市近郊は土地の高低差はあるものの、急な坂というのはそこまでない場所だったので、中・高校生はほとんど自転車で通学するような場所でした。

ただ現在は、電動自転車が普及してきたことでかなり勾配のきつい坂の上に家があっても、こまめにバッテリーを充電することができればわざわざ税金や燃料代を払って原付に乗らなくても、日常的な通勤・買い物なら自転車だけでそれほど困りません。大きな買い物やまとめ買いをする場合には自家用車がないときつい場合もありますし、今後125ccくらいまでのバイクを原付免許で乗れるようになれば状況は変わるかも知れませんが、それでもほとんどの人は自転車に乗る機会がここのところの物価高の影響もあって増えていくのではないかと思います。

そんな中、2023年4月から全ての人に努力義務ということで、自転車に乗る際にヘルメットをかぶる方針が決定したというニュースが入ってきました。私自身は現在自転車(ママチャリ)に乗る際にヘルメットは付けていませんが、もう一台輪行可能な自転車を持っているので、それ用にヘルメットは持っているので、ママチャリにヘルメットということになるのかどうか、とりあえずはその動向を見極めようと思っています。

今回のような努力義務が出来た背景には、やはり自転車(特にロードバイクや電動自転車)に乗る人が増え、さらに原付のような厳しい取り締まりがないということで、かなり無茶な運転が増える中、死亡事故も増えてきてしまったということがあると思います。すでに自転車用の保険については、単に自身の怪我をカバーするものだけでなく、自分が加害者になった場合の賠償責任の保険が、自動車保険と同じように保険会社の方で示談交渉のサービスが付くものが出てきたりしています。

まずは、今家族で自転車に乗っているご家庭であれば、自動車の保険に付けるような自転車の保険もありますので、示談交渉付きの賠償保険に入ることを強くおすすめします。なぜなら、従来の「示談交渉無し」の賠償保険の場合、相手との話し合いを自分で直接行なわなければならなくなるからです。自動車保険の場合、事故を起こしたら相手との複雑な交渉は保険会社の方がやってくれるので、仕事や学校を休んで相手との交渉をするようなこともなく、日常生活を続けながら事故の解決に向かうことができます。それと同じことを可能にする自転車単体の保険もあるので、対人・対物・自身の怪我(傷害)の3つのセットされた保険に入ることで、もし事故を起こしたとしても、その後の手続きが楽になりますので、自分や家族の生活を守るためにもまずは保険にということをまずはおすすめしておきます。

そして今回の「ヘルメット」ですが、自転車を運転していて様々な要因でバランスをくずして恐い思いをした方であれば、転倒時に頭を直接道路にぶつけた場合の自分のダメージがかなり強いであろうことは想像ができるのではないかと思います。現在、私が乗っているママチャリは非電動のもので、ほとんどスピードも出ないので、ゆっくり走っているうちはヘルメットは必要ないかなと思っていたのですが、そんな中でも急に飛び出してきた自動車や自転車にぶつけられたりした場合に頭に大きな損傷を負ったら、保険で金銭的な補償はあったにしても、普通に生活ができなくなる可能性もあります。その場合、やはり必要なのは今のような自転車用のヘルメットだけでなく、ママチャリと合わせてもそれほど違和感のなく安い(ヘルメットは消耗品なので定期的に買い換える必要があるので)ヘルメットが出てくれば、とりあえずは今持っているヘルメットを使いつつも、次に使うものとして個人的にはそうした新しいヘルメットを着用して自転車に乗ろうかと思っています。

昨日は、日本海側の雪もすごかったようですが冬の冷たい雨もかなりこたえます。そんな時にも頭を濡らさず、シールドで顔にかかる雨もガードできるヘルメットは自転車通勤・通学の際の体調保全のためにも、冬にはありがたいものになるのではないかと思います。今後の自転車用ヘルメットのライナップが、今回の決定により充実することを期待しています。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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