この連休中に、帰省してきた友人をむかえ、2時間ほど軽く飲み会をすることになりました。すでに皆3回の新型コロナの予防接種を済ませており、久しぶりに顔を合わせることになりました。ただ、名残惜しいものの早めに切り上げることを考えながら、安く飲み放題を提供しているチェーンの居酒屋さんに、飲み放題だけの予約を入れました。
そうして事前に予約を入れた場合、金額そのものが安かったり、支払いを電子マネーで行なうことでポイント還元があったりするので、今回幹事役を引き受けました。当日はかなりお客さんが来ていて、注文してもなかなか店員さんが来てくれない状況になって当初は慌てたのですが、その辺は現在の飲食店の傾向に沿ったものであることがわかってきました。
現在の飲食店の状況というのは、いつまたコロナが再燃する可能性が無いとは言えない中、飲食店はできるだけ少ない人数でお店の運営ができるような形で、一気に注文の方法が機械化されました。今回は関係ありませんが、ファミリーレストランでは空いたお皿を持ち帰ってくれるロボットがあるので、ほぼ店員さんとやり取りをしなくても注文はタブレットで済ませ、会計の内容もタブレットで確認することも簡単にできます。
今回の居酒屋さんも、最初の注文以降は全てタブレットでの注文だったのですが、お酒を飲んでほろ酔い気分になりつつ、途中の注文の様子を見ていたら、少々おかしいところに気付きました。
というのも、そのお店のタブレットでは、注文の都度会計が変わり、現在いくら食べたり飲んだりしているかだけではなく、割り勘にすると一人あたりいくらかかるかというところまで出てくるのですが、飲み放題を付けているのにも関わらず、飲み物代が注文として加算されており、これでは飲み放題料金分を今まで飲んだ分の飲み物料金に加えて請求されるようになってしまっていたのでした。
たまたまその事に気付いたから良かったものの、かなり注文してわけがわからなくなっている場合には、そのまま出た料金で精算してしまう可能性もありました。私は店員さんを呼んで飲み放題なのにこれまで注文した飲み物代が加算されていることをタブレットを見せながら伝えると、すぐに会計を計算しなおしてくれ、普通に予約するよりは多少の割安感を出せたので、幹事として何とか面目を施したのですが、それに気付かず高い料金を皆に出させてしまったら、何のためにネットで事前予約をしたのかすらわからなくなるので、その後何事もなく済んでホッとしました。
もちろん、同じお店で飲んで同じような事が頻繁に起きているとは考えられないので、今回の私のケースというのはある意味レアなケースである可能性もあるのですが、端末で注文できるようなところだと、実際の支払金額を確認することは可能なので、不明な点についてはきちんと店員さんに聞いて、その疑問を解決した上で楽しく飲みたいものです。改めて思うのは、技術は進歩したとしてもそれを扱う人間はやはり間違うこともあると思うので、自分を守るという意味でもしっかり金額を確認することは大事です。ポイントが付いてお得だと思っても、そうした確認を怠ったためにポイントゲット分より多額のお金を余分に支払っていたということは無いようにしたいものです。