ドコモが「ahamo大盛り」を出した背景 合計100GB月4,950円は果たして高いか安いか

高速クーポン月20GBで2,970円のahamoに2022年6月から「大盛りオプション」としてさらに月80GB追加で1,980円のオプションが新たに利用可能になり、月合計高速クーポン100GBが4,950円で利用できるようになる事が発表されました。

これは、スマホ単体でも無制限に使いたいというユーザーがいるということが背景にあるのかも知れません。とにかく速度制限されることを嫌う場合には、ドコモの提供する品質であれば、MVNOでは速度を制限しなければならない平日のお昼や夜のゴールデンタイムでもスピードをキープしたまま使えるので料金以上のお特感はあるでしょう。

ただ、外出時に公衆Wi-Fiを使わないために使うのは有りだと思いますが、これを家庭用のインターネット回線の代わりとして使う場合には注意が必要ではないかと思います。というのも、私自身は今後「ahamo大盛り」のライバルとなると思われる「楽天モバイル」のSIMを家用のインターネット回線として使っているのですが、3月分のデータ使用料を3月24日のサッカーワールドカップアジア地区最終予選「オーストラリア対日本」のネット配信を見る直前に見てみたところ、以下のような結果になっていました。

私の場合、大型テレビでネット配信の映画やテレビ番組の見逃し分を空いた時間に毎日見たり、パソコンの更新に使ったり、さらにここで先日紹介させていただいたようにスマートスピーカーおよび、Wi-Fiで接続したスマート家電やリモコンを使って自宅の家電のコントロールを行なっています。もし「ahamo大盛り」を使っていた場合、すでに100GBを超えてしまっているので、画質や他の機器での使用を我慢しながらネット配信を見なければならないような事にもなってしまいます。

ということで、この「ahamo大盛り」というプランは、パソコンや自宅でのWi-Fiは設置せず、スマホが主で時おりタブレットにテザリングをして動画を楽しむくらいの方が使うか、毎月そこまで使わずに大盛りは常用しないものの、旅行などで非Wi-Fiの通信が増えて月の使用量が20GBを超えた場合の対策として使うぐらいがいいのではないかと思います。

そもそも、ahamoの場合、高速通信分を使い切ってから自動的に最大1Mbpsに制限されるような仕組みなので、やはり制限されるとそれなりにストレスを溜めてしまうのではないかと思われます。個人的には、エリアに不満がなければ先述の「楽天モバイル」(データ無制限で月額3,278円)や最初から高速と低速の選択ができて、通常時には低速の最大1Mbpsで使っておいて、いざという時に高速通信が使え、さらにその高速分は翌月分まで繰越できるUQモバイルの「くりこしプランM」(月15GB・無料通話なしで2,728円)あたりも検討するのも有りではないかと思います。

というか、主回線をUQモバイルにして楽天モバイルは0円運用で寝かしながら、いざという時(この場合はahamo利用者が大盛りにしたい時)に楽天モバイルの回線を使うというのも十分にありではないかと思います。

それでもahamoを選ぶというのは、やはりドコモ回線ならではの安心感であったり、海外で便利に使えるというところもあるとは思いますが、一途にahamo(ドコモ)よりも、他社へ時々回線を変えながら使うことで安く端末を手にしたりポイントを得たり、うまく使うことがいいと思います。逆に現在ahamoを使っていない方であっても、データ通信と同時に5分以内の通話が定額というのも主回線にするには便利ではあるので、使い勝手を試すためにキャンペーンでdポイントがもらえるうちに回線を変えて使ってみるというのも有りなのではないでしょうか。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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