回線トラブルに備えつつ通話およびLINE電話に特化した回線の組み合わせについて考える

自分にとって常に現在のスマホの回線の組み合わせが全て良いということはなく、日常から旅行先でまでうまく活用できる組み合わせは何かということについて考えることを止めていません。現在はスマホの2台持ちで、一台は通話用、もう一台はデータ通信・SNS用としているのですが、複数の問題をかかえています。

現在通話用にしているスマホにはOCNモバイルONEのSIMカードを入れているのですが、翌月から変更する予定のプランは月500MBという少容量の高速データ通信プランで、しかもこのプランでは高速で500MB使った後に低速制限された約200kbpsで250MB使ってしまうと、追加でデータを購入しないと月末まで50kbps前後(推定で30kbps〜60kbps)に二段階制限がかかる仕組みになっています。元々通話専用にと用意した回線ではあるのですが、もしau回線のみにトラブルがあった場合、頼るのはOCNモバイルONEしかない状況ではやはり、今の状況では多少データ通信を使っただけでも残りの高速データの事を考えると心もとないのです。楽天LINKを使っての通話には現状ではOCNの方のデータ容量を消費しますので、その点も考えると、少し高速では使えるものの、低速から最低速しか代替回線が使えない可能性も出てきます。

あと、通話専用に二台目のスマホを持っているとは言え、全ての通話を一台でまとめきれていないというところがあります。LINE電話を今後相手によっては無料通話の代わりとして積極的に使っていこうと思っているのですが、現在は通話用のスマホではなくデータ通信用のスマホにLINEアプリを入れているので(データ利用のためのスマホにはUQモバイルのSIMカードを入れています)、こちらから掛ける時にはいいのですが、今後誰かから掛かってきた場合、通話専用のスマホでは電話を受けられず、データ利用中のスマホの方で取らなければなりません。突然鳴り出す呼び出し音の問題もあるので、できれば「通話」する行為を一つのスマホでまとめたいという事もあるのですが、幸い今通話用に使っているoppo Reno A(楽天モバイルでの購入)はeSIM対応ではないものの、microSDカードを使わなければOCNモバイルONEの他に別のSIMカードを入れて2回線分使えるので、そこに今後使い分けるヒントがあります。

どういうことかと言うと、通話用のoppo Reno Aの方にLINEのアカウントを戻し、さらに新たな回線のSIMを入れるのです。現在のデータ通信はUQモバイル(au回線)で、OCNモバイルONE(ドコモ回線)となれば、もう一つの回線はLINEMO(ソフトバンク回線)にすれば楽天回線と合わせて4つのキャリアの電波を網羅することができます。

LINEMOは月3GBのミニプランにすれば、月額990円の追加になりますが、LINEの利用については高速データはカウントされないので(LINEギガフリー)、LINE電話だけでなくLINEのビデオ通話についても容量を気にせず利用できるようになります。また、翌月繰り越しのない月3GBの容量を使い切っても最大300kbpsで使えるので、低画質であればYou Tubeも利用できますし、radikoや音楽系サービスも時間を気にしないで単体で利用できるようになります。

何よりこれで、メインの電話番号とLINE電話の着信するスマホを統一でき、さらに通話をOCN・データをLINEMOのSIMに割り当てることでOCNのデータ消費を無くしドコモ回線のデータ容量を温存できるので、回線のトラブル発生時のバックアップとしても良いと思います。唯一の問題は、楽天で販売していたoppo Reno Aは、ソフトバンクのVoLTEを使った通話ができないということなのですが(将来的に音声通話ができなくなる可能性がある)、今回のプランではLINEMOはデータ利用のみでLINE通話で使うだけなので、oppo Reno Aが壊れるまで使っても不具合は出ないと思います(楽天版のoppo Reno Aについては公式ページでの動作確認はないものの、ネットの口コミページでデータ通信の利用は可という情報を仕入れています)。ちなみに3つの回線の基本料金は税込で以下の通りです。

・OCNモバイルONE 500MBプラン 月550円
・UQモバイル くりこしプランS 月1,628円
・LINEMO ミニプラン 月990円

この合計で月3,168円となります。自宅用の楽天モバイル回線と合わせても(月額3,278円)6,446円で、自宅用のネット通信費込みということなので、これでも固定電話にADSLを契約していた頃を考えると、かなり安く回線を揃えられるということになります。

これなら、通常時ではドコモは通話のみを使うので、あえて低速にセットしておけば翌月繰り越しの分でいざという時にはドコモの高速通信を1GB近く緊急避難的に利用することができます。OCNのプランは、この月550円のうちに無料通話分が220円分入っているので、どうしても自分の前から知らせている番号で掛ける時だけ使い、電話番号を知らせる必要がない場合には楽天LINKから無料で掛け、友人同士のお話はLINE電話でという風に一台のスマホで極力通話料を発生させないように利用できるだけでなく、通話+LINEを一台で使い、残りのデータ通信をUQモバイルを入れたReno5 Aで行なうという感じになり、スマホ使用を2台で分けられることにより、電池の減り対策にもなるかと思っています。

UQのくりこしプランSも、LINEMOのライトプランも高速容量は3GBずつで、低速時には最大300kbpsとなりますが、UQの方はアプリによって速度の切り替えができるので、月初には6GB+UQモバイルで前月残した分を使えることになります。ただこれだと、旅行中に高速で動画を見まくるような使い方ができませんが、その時には以前通話用に使っていたauのシンプルスマホの中にpovo2.0のSIMを入れ、モバイルルーターのように使いながらここぞという時に24時間データ使い放題(トッピング一回330円)で凌げば旅行中でも十分かなと思ったりします。ちなみに、SIMカードが入るモバイル2in1ノートには低速のみ50kbpsのdonedoneのSIMを戻しました。

povo2.0が出て、そこから基本料金を削るような形で回線を整理していったら、一時はau回線だけになってしまったのですが、考えてみるとかつてのLINEモバイルを解約してから改めてLINEMOに加入することになれば、また大手3キャリア+1(楽天モバイル)という形になり、大きな災害で全てのキャリアの電波が止まらない限りは、自宅でも出先でもスマホが使えなくてアタフタするようなことは無くなるのではないかと思います。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す