ダイソーメスティンの3種類にぴったり合う専用網が出揃って改めてダイソーの本気度を感じる

つい先日、ダイソーがいわゆる「100円ショップ」のカテゴリーから脱却を図るための新店舗「Standard Products」を取材したテレビドキュメンタリーを見る機会がありました。ダイソーの社員が岐阜県関市へ赴き、刃物職人が通常業務でそれなりに余裕のある時に製品を作ってもらうような交渉で、関の包丁を税込1,100円で出したり、日本の間伐材を原料にして、メモ帳を作って出したりと、安価な100円商品だけでなく、お店的には「無印良品」のエリアに食い込もうとする意欲というものを感じました。

こうした姿勢が、このブログでも紹介しているキャンプグッズの充実にもつながっているように思います。100円という価格面でのハードルにこだわらず、200円・300円・500円・800円・1,000円というような高額な商品を置くことで、お店の中では高額であっても、同様の商品をアウトドアショップで購入することを考えた場合、やはりダイソーの商品群のコストパフォーマンスの高さは際立ちます。当然、キャンプ道具を揃えるのに全てダイソーの商品だけではうまくいかないところも多いですが、今では愛用のキャンプグッズの中にダイソーをはじめとした100円ショップの商品を忍ばせている方は案外多いのではないでしょうか。

キャンプ用具の価格破壊「ダイソーフッ素加工メスティン」のコストパフォーマンス

先日、キャンプ用のクッカーとして人気の「メスティン」で、ダイソーが出した標準タイプのメスティン(ダイソーの表記では1.5合用)の中でも、内部だけでなく外装にもフッ素加工をほどこした税込1,100円のメスティンを紹介しましたが、これからソロキャンプのための道具を揃えたいと思っている人は、上記リンクの商品は見付けたら買っておいた方が良いと思います。今回は、その1.5合用メスティンに特化した、内部にピッタリとフィットする網について紹介します。

写真にあるように価格は税込220円ですが、先日紹介したばかりのラージメスティン用網は税込330円で、一番安くて小さい1合用メスティン用網は税込110円と、大きさによってしっかりと価格を変えてきています。110円の網を1.5合用メスティンに入れて使うという方法もありますが、今回出た大きさは、当然ながらぴったりとフィットするので同じ場所にあったキャンドウの330円のアルコールストーブより一回り小さい220円のアルコールストーブには目もくれず、この専用網をゲットしてきました。

ちなみに、上の写真でダイソーの専用網と比較しているのは、トランギアメスティンにフィットするということで、Amazon経由で購入した同様の網です。大きさはちょっとダイソーの方が大きいのですが、さらに比較すると土台の部分がAmazon購入のものは足が4本あってひっくり返した場合、足の部分が出っ張ってしまいフラット収納ができないというのが問題でありました。その点、ダイソーの網は両端が足になっているので、逆さにして収納すると、フラットになって他のものを入れるのに都合がよく、この中に1合用メスティンを入れることも可能になります。さらに、作り的にはダイソーのものの方が全体的に針金が太くてしっかりしている印象があるので、ダイソーのメスティンを持っているならこの網をセットにしてスタッキングした方がストレスは少ないでしょう。

私の場合は、マトリョーシカのように2つのメスティンを入れることはせずに、1合用メスティンのサイズのまな板(これもダイソーで110円)を入れ、さらにシリコン製の計量カップにカトラリー類を収納し、ソロ用のクッカーセットとしてまとめています。固型燃料の代わりにソロストーブにしっかり収納できる小型のアルコールストーブを入れ、風防もダイソーで330円で売っているものと同じものを入れています。当然アルコール燃料の無い時には、比較的入手が簡単な、パックの固型燃料でも使えるようになりますので、ほぼ100円ショップの品だけでもお手軽に炊飯や他の調理もできるようになっています。

あとは、チタンでなくても良いので、スタッキングが上手にできるステンレスカップや食器なども安く揃うといいと思いますが、今後のダイソーの事業展開を考えると「安かろう悪かろう」ではなく、「購入してもらったものを長く使い続けられるものに」というコンセプトて新しいショップ「Standard Products」を考えているようなので、今後もその展開には十分に期待できるのではないかと思います。個人的には早く地方都市にも進出していただきたいものです。

テレビドキュメンタリーの番組では、ダイソー以外にも100円ショップに卸す専用メーカーの取材もしていましたが、そうした業者の方々と100円ショップとがタッグを組んで大量生産して価格を安くしても長く使えるものという商品の企画はもっと行なって欲しいものです。大手キャンプ用品専用メーカーの製品は確かに素晴らしいもので、私自身も持って満足するようなものも少なくありませんが、気軽に使える上で長く使える金属製品というのは、キャンプ用途だけでなく陶器だとどうしても落とすと割れてしまうので、日常使いとしてももっとあっても良いのではないかと思います。今後も各100円ショップの商品展開には目が離せません。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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