ドコモ home 5G HR01の価格発表と継続利用について押さえておきたいこと

自宅以外には置けないものの、4Gや5Gという携帯電話の電波を使い、コンセントに差すだけで自宅用のインターネット回線として使えるサービスとしてドコモが始める「home 5G」ですが、いよいよ家庭用端末のhome 5G HR01の価格も出てきて、本格的に自宅のインターネットをADSLや光回線から変えようと思っている方にとっては悩ましい状況になっています。

同様のサービスは先行するSoftbankの他、auもWimax2+と4G・5Gを同時に接続できる据え置き無線ルーターを出してきましたが、通信量制限のことを考えると、現状ではhome 5G一択ではないかと思っています。

というのも、Softbankもauも、光回線と同じように使おうと思ったらまず間違いなくスピード制限を食らって動画どころかウェブ閲覧もできなくなるようなスピードに最悪なることも考えられるからです。ドコモはhome 5Gの利用についての制限は、以下のような立場を取っています。

(引用ここから)
当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。
(引用ここまで)

具体的に数値を出していないことで不安になることはあると思うのですが、問題は上の文章の中の「特に多い」という文言ですね。私の場合、現在は楽天モバイルを固定回線代わりに使っているのですが、ほとんどの場合一日10GB以内に収め、一月のトータルとしては100GBを少し超えるぐらいです。これでも最近はAbemaTVでMLBの中継を見たりしているので、今月はもう少しデータ消費をしているとは思うのですが、楽天モバイルの制限というのは1日10GBを超えた場合に当日中に最大3Mbpsというものなので、テレビでネット動画を見る分にはそれほど影響を受けずに済んでいます。

果たして月100GBおよび一日10GBというのが「特に多い」とドコモに判定されてしまうのかというのが私の今のところの興味で、これは申し訳ないのですが先に加入して制限された方の口コミを見てから検討していかないと、後々恐いことになると思います。

なぜかといいますと、home 5G用の端末home 5G HR01の価格が発表されまして、その価格は39,600円ですが、ドコモの端末の中では唯一「月々サポート」適用機種となっています。具体的には分割で購入する場合、毎月の通信料である4,950円とは別に、12回払いで3300円×12回、24回払いで1650円×24回、36回払いで1100円×36回を払わなければいけません。

ただし、契約を3年続けると、月々サポートの価格が1,100円になっているので、3年間契約を続ければ端末が実質0円で手に入ることになります。
一括払いにするか分割にするかは人それぞれですが、一番恐いのが3年を待たずに別の会社からもっと良いプランが出ても簡単に乗り換えられないという事があります。ただ、有線で高速なネットを利用するのが難しい場合、ドコモのエリア内だったら制限の内容によりますが、5Gの次の6Gが出るまでは快適に使えることだけは確かです。

ですから話は元に戻ってしまいますが、実際にサービスが開始されてユーザーがどのような使い方をし、ドコモがどの線引きでデータ制限をどのくらいの規模で行なうかということが問題になってくるだろうと思います。

そして、このプランについては登録住所でしか使えないことから(場所を移動しての使用は不可)、今後キャンピングカーで移動しながら全国で快適なインターネットを考えておられる場合は、このプランではなく少し月額費用が高いスマホ用の5Gギガホプレミアの方を契約し、スマホかモバイルルーターからテザリングした方が良いということになります。こちらなら同じように3日間での制限があることをドコモが匂わせているものの、現状では無制限で使えるような感じのようです。しかし、今後状況の変化によってデータ使用時の制限が厳しくなり、今のように制限することを意識しないで使えなくなったり、別のキャリアからさらに良いプランが出た場合にはすぐに移ることができます。

そんなわけで、くれぐれも移動しながら使うつもりでhome 5Gを契約するとかなり後悔することになりますので、その点にも注意しましょう。個人的には先にも書きましたが、しばらくは契約して利用しているユーザーの反応を見つつ判断するのがいいのではないかと思っています。あと、安く利用できるなら導入に踏み切る前のつなぎとして、無線にこだわらず光回線(特にマンション)が安く使えるようなら、その利用も考えた方がいいように思います。


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