私が契約している楽天モバイル回線は、一般ユーザーに開放された時にすぐ加入しましたので、2021年4月7日までで一年の無料期間を終了します。さらに、同年の夏あたりから楽天回線エリアについては順次auのパートナー回線が利用できなくなるようなアナウンスがされています。現在、私は楽天モバイルの回線を自宅に固定化しているのですが、かえって電波の強い傾向にあるパートナー回線になると速度が低下するので(高速回線は使っていないので上下とも最大1Mbpsに制限される)、この傾向はむしろ歓迎したいところです。
ところで、昨日スマホに入れている「my楽天モバイル」アプリを開いたら、今まではホーム画面だけで色々な情報が見られていたのですが、ホームの情報が少なくなった代わりに、タブで表示を切り替えることによって多くの情報を見られるようになっていました。
スクリーンショットの一部分で紹介しますが、個人的に嬉しいのは、現在のデータ利用の割合が楽天回線とパートナー回線でどのくらいになっているかが一目でわかるようになっていたことです。これは2021年3月10日現在の数字ですが、かなり楽天回線を使ってインターネットができていることがわかります。
これは、自分で変えることは難しいのですが、あえてパートナー回線の高速スイッチを切っておくことによって、各々のインターネットのスピードテストを事前に行なうと、どう頑張っても速度が1Mbpsに届かない時にはパートナー回線になっていることが多いです。その際には、モバイルルーターのアンテナ表示もアンテナの数がフルになっていることが多く、モバイルルーターを再起動させることで楽天回線(その場合はアンテナ数が一本少ないことが多い)になることが多いです。もちろん、その際にもスピードテストを行ない、1Mbps超のスピードが出ていることを確認してからテレビ画面での動画を見たりパソコンでのネットを使うようにしています。
まだ移行期ということでこのようにめんどくさい手順があることは仕方がないと思いますが、楽天の方で見やすく自分のデータ利用がどちらでどのくらいということがわかるようになったので、かなり使いやすくなったという印象です。また、利用データについては「今週」「今月」「先月」「過去60日間」という風に表示し直すこともできるようになっています。ちなみに、私の過去60日間の利用量は250GBを超えていて、そのうちパートナー回線は20GBくらいです。こうなってくると、先日紹介したSoftbankとのトラブルがあって今後の状況が不透明なFUJI WiFiの月100GBプランが使えるかはわからないので、自宅でのネット環境を無線化したい場合の選択肢は楽天モバイル一択ということになってきそうです。
楽天モバイルについては、もう一つのコミュニケーションアプリである「楽天LINK」について、たまたま昨日個人情報漏洩があったとのことで総務省が指導したというニュースがありました。気になる情報漏洩の中味は、すでに解約したユーザーの登録情報(登録名、プロファイル画像、連絡先情報)がそのユーザーと同じ番号が割り当てられた人から見える状態になっていたということが一つ。そしてもう一つは、アプリ強化のメンテナンスでのシステム再起動中に、たまたまアプリを使い始めたユーザーから別のユーザーの発着信履歴や登録名、プロファイル画像、電話帳、チャット履歴が見える状態になっていた事実があったということです。
私は楽天モバイルを解約してませんし、楽天LINKを使った通話は主にお店や企業への電話に限定したりしてまして、チャットも使っていないので電話帳の情報が見られる可能性があったくらいですが、それでもいい気分ではありません。楽天モバイルについてはすでに電話やチャットを使った問い合わせの状況についてはそこまで目くじらをたてたくないので、サブ運用に留めていますが、今後メイン番号を楽天モバイルに変えようと思っている人にとっては気になる点であることには変わりありません。
私自身としては、ぜひ楽天モバイルにはこれまでの大手三キャリアの中に割って入ることができるような勢力まで拡大していってもらって、今までのような三社横並びで新プランが揃うような事のない競争を行なって欲しいと思っています。プランの内容的には大手三社より優れていると思うのですが、今後はサービスの穴を付かれてしまうことも出てくると思います。個人的にはメインの携帯電話の番号をMNPするのではなく、あくまで補助的に使いながらその成長を見守っていこうと思っています。