災害時には契約しているキャリアの災害対応にも注意

2020年の暮から2021年の初めにかけて、日本列島は広い寒波に覆われることで、主に日本海側でかなりの雪が降っているようです。台風ではないものの、国内では台風並の被害が出ているところもあるようで、自衛隊への災害派遣を要請するなど、かなり深刻な影響を与えている地方もあるようです。停電が起こっている所もあるようですし、大雪警報が出ている地域にお住まいの方は、現状の環境を過信しないで、注意をして雪に備えて下さい。

そんな中、停電だけではなくいざという時に無いと困るネットおよび音声通信を提供する携帯の電波が不安定になっている場合も出てきているようです。今回の場合は、主にSoftbankで大雪に伴う停電や伝送路支障の影響で東北地方の一部で電波が繋がりにくくなっているようです。

私個人としては、大手キャリア別の災害対策がどうなっているかまではわかりませんが、何らかの回線トラブルが起こるのは仕方ないにしても、いつまでもつながらない状況になるのは困ります。そうした回線保全を行なってくれるサービスを含めての回線利用が大切になるのではないかと思いますね。

そんな事もあり、MVNOの格安回線であっても大手キャリアのどこを借りているかということにこだわり、複数回線を持つなら極力回線を揃えないように考えています。私の場合は音声通話中心の回線はドコモ回線なので、データ通信用の回線はauと楽天回線を現在契約しています。楽天回線は相変わらず、パートナー回線と楽天回線を行ったり来たりという状態ではあるのですが、あえて4つのキャリアということで考えると、何らかのトラブルが起こった場合の信頼性が薄いのが楽天回線ということになるでしょう。

逆に言うと、現状で楽天回線一本に絞るような事は、いくら安くモバイル通信を使えるからといっても避け、バックアップ用の回線として他のキャリアかそれらのキャリアを借りているMVNOを一本契約しておいた方が良いということになるでしょう。

ちなみに、楽天回線自体はそれなりに便利で、もしドコモ回線が不通になって音声通話の発着信ができなくなった場合、他のキャリアの電波だけでなく各種Wi-Fiを使って利用無制限の音声発信ができる「楽天Link」アプリを持つので、無料Wi-Fiの飛んでいる場所から電話の発信が可能になるので、それはそれで料金分の価値はあるのではないかと思います。

改めて思うのは、大手による独占が進んでしまうと、全ての携帯回線が不通になっても電話のできる楽天Linkアプリを出してきた楽天モバイルのような個性的な通信会社が出てくる余地が無くなってきてしまうということです。今後の通信業界の流れの中で、単に通信料金が安いからというのではなく、多くの業者が様々なニーズに応じたプランを出していける状況であって欲しいですね。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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