「永久不滅ギガ」の仕組みがある「y.u mobile」とは?

USEN-NEXT HOLDINGSとヤマダ電機が新たに「y.u mobile」のサービスを開始するというニュースを知りました。今後既存回線の乗り換えを模索している自分にとっては新しいサービスは魅力的なのかそうではないのか、ともあれ公式サイトの情報や、ニュースサイトからの情報を集めてみました。

契約プランは2つで、個人利用におすすめな「シングルプラン」(音声通話付きSIM月額1690円、データ通信容量3GB)と、複数の間でSIMカードを使って容量をシェアできる「シェアプラン」(音声通話付きSIM月額5990円から、データ通信容量20GB)があるのみです。ここでは基本となる「シングルプラン」の内容を紹介しながら「y.u mobile」の内容に迫って行きましょう。

まず、ここのSIMはドコモ回線を使っていて上記の音声通話付きプランの他にSMSオプション付きのSIMも選べるデータ通信専用プランもあります。その料金はSMSありで月額1,020円、SMSなしだと900円と、まずまず標準的な価格設定だと言えます。

シンプルなプランですが、音声通話付きのプランではかけ放題のオプションがあり、MVNOでは珍しい24時間掛け放題のオプションも少々高いですが月額2,700円プラスで用意されています。あと、10分以内なら月額850円になりますが、この料金が適応されるのは、専用アプリを使ってプレフィックス通話を行うことで通話料が半額の30秒10円となる「y.uでんわアプリ」の利用が必須となります。ただ、MVNOで24時間掛け放題のオプション提供は珍しいので、セールスポイントの一つになるのではないでしょうか。

そして、もう一つの特徴が、高速通信の容量を使い残した場合、翌月末までの繰越ではなく、最大100GBまで貯めることができるのです。月3GBでは足りない場合、1GBにつき300円の追加で高速通信の追加利用が可能なので、足りなくなったらどんどん追加しても、まだ使っていない分は期限なく残すことができますので、プランが一つしかなくても使った分だけのきめ細やかな利用が可能になり、人によってはトータルの月額料金を節約することもできるのではないかということになるでしょう。

また、音声通話付きのSIMの利用者には発売から5年以内(または購入から1年)以内ならいつでも加入でき、年間最大30,000円までの修理費用がカバーされる「修理費用保険」がサービスされます。中古の端末でも対応できるということで、これも他社にはないサービスです。

ひとつ気になるのは、公式ページにもその記載がなかった「高速と低速の切り替えは可能か?」ということですね。ちなみに公式ページの「マイページからできること」のページには「マイページではご契約情報やご請求情報、データ利用状況がご確認いただけるほか、データ容量追加などの各種お手続きが行えます。」との記載があるのみで、ヤマダ電機で販売しているヤマダニューモバイルでは切り替えができないことがわかっているので、あくまで説明を読んだ限りでは、低速で使い続けて高速クーポンを最大まで貯めるような使い方はできないものと思っておいた方がいいだろうと思います。

このような事を踏まえると、今の所個人的な本命であるUQモバイルのスマホプランSと比べると微妙かなと思いますが、今キャンペーンを行っていて1年間の継続利用でその分の料金が返ってくるというかなり思い切った契約者集めを行っていますので、お試しをしながらその使い勝手を判断するのもありなのかとは思います。

それにしても、楽天モバイルのプラン発表からシンプルなプランの発表がつづきます。利用形態の違いによる特徴を今後多くの業者が出してくれれば面白くなっていくのではないかと思います。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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