大規模火災は現代でも起こり得る?

2016年という年は、自分の中での常識がまさに音を立てて崩れていくほど「想定外」の災害が起こった年でした。熊本の地震の時には最初に起こった地震を「本震」だと思い込み、それ以上の大きさの地震は起こるはずがないと思い込んでいましたが、そうした常識は崩れ、初回の地震よりもさらに大きな地震が起こり得るということを実際に熊本県で起こっている事を見ながら、自分の見識の甘さに気付きました。

そして、以前東京のイベント会場で起こった展示物の火災が起こったことについて書いた中に、最近は「○○大火」というような多くの地域を襲う大規模な火事が起こっていなかったことについて、広い地域を燃やさないような対策がされているのでは? とブログ内で書きました。しかし、たとえそうした対策を講じていたとしても古い住宅や店舗が多く、道も狭ければなかなか消防車も入って来られませんし、空気が乾燥して風も強い中で、いつ大規模な火災が起きてもおかしくないということを、昨日新潟県糸魚川市で起きた大規模火災の現状が証明しています。ここに自分の不明を恥じるとともに、被災された方にはまずは身の安全を確保していただくことを願っています。

私の住む静岡市では、戦災を除く大規模火災というのは、静岡駅前の地下街で起こった大規模なガス爆発事故がかなり大きな事故てはあるのですが、あれは爆発であって火事ではないので、大きな火事ということになると、それこそ戦前の昭和15年1月に起こった静岡大火までさかのぼらなければなりません。逆に言うとそれだけ火事はそこまで広範囲に広がらず、現代の優れた消防活動によってピンポイントで消すことができるという風に思ってきました。この点については当然今の消防の努力の賜物なのですが、そうした範疇を超えるだけの状況も有り得るのだという感覚が麻痺しているとも言えるかも知れません。

現場の状況について、今回の火事が糸魚川市という首都圏から離れた所で起こったためなのか、夕方のニュースタイムではなかなか取り上げられず、自宅に帰ってきて夜7時のNHKニュースでは放送されたもののすぐに他の通常放送になってしまったので、今回はネットテレビのAbemaTVで見ていました。夜の8時半くらいから大粒の雨が降ってきたこともあるのか、とりあえず午後9時過ぎに火の勢いが弱まったという情報が入ってきました。

今回は日本海側で起きた大規模火災ですが、冬の乾燥する時期には太平洋側でも強い風が吹きますし、まさに対岸の火事ではありません。風が強い時に火が出ると、燃えカスが飛んで行って火元から離れたところでも火事の危険があります。実際、今回の火事でもそのように燃え移ったケースも多かったようですが、今後はそういったことも想定し、火が広がっていかないような対策を自分らの身の安全を第一にということは基本にしつつも飛んでくる火の粉を払うことぐらいができるのなら、外にいて見張るような事も必要になってくるのかなと思います。

今回の火災で被災なされた方は住宅や家財だけでなくお金では取り戻すことが不可能な多くのものを失なってしまい同情を禁じえません。今後の生活を考えると大変であることが想像されますが、糸魚川市の方でも最大限の援助はされるようですし、地震による火災と違って通常の火災保険で支払いの対象になるので、火災保険に加入されている方は、早めに保険会社に対策を依頼して当面の生活支援が受けられるかどうかを問い合わせてみてください。


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