車のキーロックは目で確認を

 ひどくローカルな話題で恐縮ですが、自宅から割と近いところでとある窃盗犯が逮捕されたとのニュースが入ってきました。その容疑者は空き巣や車内の貴重品を狙った窃盗を繰り返していて、先日逮捕されたそうなのですが、そこで注目したのが、どういうところで盗みをやっていたかということです。

 容疑者は音に敏感なのだそうで、防犯設備の無いとこをを選ぶのは当然としても、歩くと音の出る古い家よりも、歩いても音のしない新しい家の方を侵入先に選んだとのこと。そして、車を狙う場合はカギをこじ開けるとアラームが鳴る恐れがあるので、無施錠の車を集中的に狙っていたとのことです。

 ごくまれに車やバイクにキーを付けっぱなしにしたままその場を離れていると思われる車やバイクを目撃することはありますが、さすがにそこまで防犯意識の低い方はいないと思います。しかし、キーは抜いていてもロックがかかっていない状態で車を結果的に離れてしまっているケースが意外と多いのです。それは、キーそのもので施錠しないという行動パターンの変化と関係があるかも知れません。

 私自身でも思い当たるふしがあるのですが、リモコンキーでドアのロックをすることが当たり前になってしまうと、リモコンキーのボタンを押した状態で車のロックをしたと思い込み、実際にロックしていないのにそのまま車を離れてしまう可能性も有り得ます。電池が消耗してしまったリモコンキーを使っていると、いつもなら問題なく動いていたリモートロックが効かない場合があり、さらに大雨や騒音でロック時の音が聞こえないような時には、無施錠のまま車を離れてしまう危険性は増すことになります。

 特に買い物や旅行などで駐車して車を離れる際には、リモコンでキーをロックする場合には必ず車の施錠がされているかを音およびライトの店頭で確認し、さらに実際にドアが開かないようになっているかまで確認の上で車から離れることが重要だと私は思います。施錠したつもりで貴重品を置いたまま車を離れ、車上荒らしに遭ったら悔やんでも悔やみきれないでしょう。両手に荷物を持っていたり、する場合には大変有難いキーレスではありますが、さらに心配な場合には鍵穴にキーを差してのロックの習慣を付けることも考えた方がいいのかも知れません。


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