車検証上の「車両重量」は事前確認を

 今年11月に車検を通した私のホンダ・フィットは1300ccで、平成18年登録の車であるにも関わらず、自動車重量税はエコカー減免こそなかったものの、エコカー扱いとして2年で10,000円(通常は16,400円)の支払いで済みました。選挙が終わり、新しい政権では自動車関連の税制も変わるような報道もあるので、恐らく次回の車検では通常額に戻るのではないかと思いますが、先日私の知り合いで3年前に販売開始された当初に購入して、つい先日車検を通したというスズキ・ソリオに乗っている方と、車検費用についての話になりました。

 エンジンは同じ1300ccですが、スズキ・ワゴンRを一回り大きくした形ということだけでなく、後ろのドアがスライドになっている他、運転席と助手席との間が空いているため、歩いて後ろに移動できるウォークスルーが大きな特徴になっているのがスズキ・ソリオの特徴です。混雑する駐車場や、雨が降っている中での乗り降りならスライドドアからした方が安全で確実なため、一時はフィットよりもソリオの方の購入を考えたこともありました。ちなみに、車中泊車としての評価は、軽のワゴンRと同じように助手席シートが前に水平に倒れるため、一人用の車中泊には問題なく使えるレベルです。

 車の新しさや装備から言えば当然ソリオの方がいいと思いますが、話を聞いてびっくりしたのは、最初の車検の明細を見たら、重量税2年の金額はエコカー扱いにもならない24,600円になったとのこと。同じ1300ccでこの差が出るのは、私のフィットと比べると重量税のランクが違うためで、私の車とその方のソリオとの差は14,600円も出てしまったことになります。将来的に双方ともエコカー扱いにならなくなった場合でも、重量税の差は7,800円ありますが、フィットとソリオの車両重量の差はわずか30kg(車検証の値)です。

 重量税の仕組みは0.5トン以下、1トン以下、1.5トン以下、2トン以下の4つに分かれています。その中で私のフィットの車両重量はちょうど1,000kgで、ソリオのそれは1,030kgなのです(^^)。さすがにそこまで確認して車を買ったわけではないのですが、新車を買って初年度の維持費は税金の優遇で低く抑えられていたとしても、次の車検以降の経費にかなりの差が出てくるということは事前に知らないと、特に中古車を購入しようと思われている方には思わぬ誤算になってしまいかねません。基本的な車両の情報というのはインターネットから簡単に入手できますので、軽自動車以外の普通車を購入する場合にはこのような情報も事前にわかった上で購入手続きをする方が後でしまったと思わずに済むでしょう。

 そう考えると、私の今回の車検に限っては本当にラッキーだったと思います。でも、その分をタイヤ4本新しくした分でチャラになってしまったのですが(^^;)。そして思ったのが、スズキがソリオの車重をきっちり1000kgにして出してくれていたらなおよかったのにと思っています。個人的には現在の新車はいろんなエコ装備が付いているので、できるだけノーマルな出たてのソリオはお気に入りの車種なので、今後の中古車相場の動向も視野に入れながら次に乗る車を思い描く際には考える参考にしたいと思いました。


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