日本の車というのはトラブルが少ないと言われていますが、それもあまりに放っておきすぎるとやはりトラブルは出てくるでしょう。ましてそれが旅に出る前ということであればなおさらです。日常的に気を付けていることとして、走行距離におけるオイルおよびオイルエレメントの交換だけはきちんとしながら、車検の際には格安でやってくれるところではなくきちんと部品の磨耗などを見てくれる修理工場に頼むようにしています。それと同時に万が一のトラブルの際には、ロードサービスにも入っています。これでまずは大丈夫かなとも思うのですが、以前紹介したように私の乗っている現行のワゴンRにはスペアタイアが標準で装備されていません。同じように、自動車メーカーが燃費のいい車を競って発売する中、スペアタイアを乗せない分車体を軽くし、燃費をかせぐような事が行なわれています。最近軽自動車を買われた方は、まずはご自身の車にスペアタイアがあるかないかまずは確認することが重要だと思います。
そういうわけで私の場合、旅先でタイヤ関係のトラブルが起きたら、簡易修理をしながら修理をしてもらえる所まで走るか、現場に修理業者を呼んで修理をしてもらうかということになってしまいます。できるならそんなトラブルに見舞われることがないよう、事前のタイヤチェックはしっかりしておかないといけません。適正な空気圧を出発前に確認し、極端に高くしないように気を付けます。また、空気が減りすぎているとタイヤ破損の他、もう一つ問題があるのですね。
先日、人のお宅の自転車を借りる機会があったのですが、カギを借りて乗り始めた瞬間まずいと思いました(^^;)。前後のタイヤのうち後ろのタイヤの方に特に空気が入っていないのを実感できたからです。
そういう空気の極端に抜けた自転車に乗られた方はわかると思いますが、小石や段差を気にしながら走ろうとしても、ペダルで伝えようとした力が推進力になかなか繋がっていかないのです。それでも、だましだまし目的地であるショッピングセンターに到着したところ、天の助けとはこのことか、自転車置き場に据付の空気入れが設置してあったのです。すぐに前後のタイヤの空気を入れ、改めて自転車にまたがったところ、まさかと思うほどペダルが軽くなり、その推進力の差たるや歴然でした。つくづくタイヤの空気圧の管理は大事だなと自転車に乗りながら実感してしまったというわけです。
こうした差というのは、自分で漕いで進まないバイクや自動車では実感しにくいと思いますが、適正な空気圧にしておかないと、エンジンを通常よりも多く回すことになり、結果として燃費も下がってしまいます。燃費が下がるだけでなくエンジンにもかけなくてもいい負担をかけてしまうので、その時はどうにもならなくても、長い目で見れば不調を引き起こす原因につながってしまうかも知れません。スペアタイヤが用意されている車に乗っている方でも、できるだけエンジンに負担をかけないようなタイヤのセッティングを考えながら運行するようにしたいものです。また、車のタイヤを標準の大きさ以外にして乗られている方は、車のドアのところに記載のある空気圧の値とは若干ずれる場合があります。タイヤを交換する際はお店の方にどのくらいの空気圧であればいいのかということを十分確認の上乗るようにしましょう。