古いカーナビと郵便番号との関係

 先日、古いカーナビを使って目的地を入力する際、気付いたことがあります。古くから変わらない場所については電話番号を入れるのが一番簡単ですが、カーナビの電話番号検索はNTTの電話帳のデータを使っていると思いますので、新しい施設の場合はヒットしないことが予想されます。古いデータを使っているカーナビの場合はさらにヒットしない施設が増えると思われますので、わかれば住所での入力が確実です。

 今ではだれでもスマートフォンを使って施設名から住所を知ることができるので、住所を調べること自体は難しくないと思いますが、古いカーナビで住所入力する場合に困るのが、市町村合併により古い町や村の名前がなくなってしまっていることです。地理に詳しければ自分の頭の中で変換して新しい住所を古い住所に変換して正しく入れられるかも知れませんが、平成の大合併で生まれた新しい地方公共団体の名前にはそれまでの歴史的経緯をすっ飛ばして付けたような名前もあるため(^^;)、その関係が全くわからない場合はどうにもならないと思われます。

 市町村合併が行なわれた後でも以前と変わらないものというのは、電話番号の他に郵便番号があります。古い住所を新しい住所に変換するには、郵便番号から住所を検索するサイトか、住所録アプリを使って郵便番号を入れれば、最新の情報が反映されているものなら問題なく新しい住所を導き出すことができます。幸いにして私のカーナビでは郵便番号による入力補助があるのですが、この機能を使うと、逆に新しい住所をカーナビに入っている古い住所表示に変換できます。

 まずインターネットや観光関連の資料などで目的地の正しい住所を入手します。その際、郵便番号が併記されているなら問題ありませんが、もし住所のみで郵便番号が表示されていない場合は、郵便局のサイト(以下のページ)で住所から郵便番号を検索して入手します。

http://www.post.japanpost.jp/zipcode/

 町自体が新しくできたというような私の知らない例外はあるかも知れませんが、もしお使いの古いカーナビに郵便番号による検索ができる機能があれば、入手した郵便番号を入力すると古いカーナビのリリース当時の住所が出てくるはずです。さすがにカーナビがリリースされた当時にはなかった道路上にある場所へのナビは無理でしょうが、そうでなければ結構古いカーナビでも使えるのではないかと思います。どうしても古いカーナビでは駄目だという場合にはスマートフォンに入っているGoogleMapのナビを使うという方法はあります。スマートフォンでカーナビを長時間続けると、機種によっては熱暴走で全ての機能がストップしてしまう可能性もあるので、個人的にはスマートフォンのナビは最後の手段にしたいと思っています(^^)。何とか車に付いている古いナビを使えないかと思っている方の参考になれば幸いです。

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