ブリジストン 非空気入りタイヤを発表

 昨日から始まった東京モーターショーにあわせて、さまざまな新しい技術が発表されています。先日紹介したホンダの軽自動車N-BOXの全容が発表されたものの、ホームページの情報だけでは助手席が水平に倒れるかどうかというのはわかりませんでした。前後の席がつながれば車中泊に大変便利な車になると思いますが、これはもう少し詳しいレポートを待たなければなりませんね。このように、華やかな新しいコンセプトの車に注目が集まっていると思いますが、個人的に早く実用化させて欲しいと思うのが、ブリジストンが発表した「非空気入りタイヤ」です。

http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2011112902.html

 上のリンク先によると、特殊形状スポークを張り巡らせることによりパンクの心配がないだけでなく、空気圧に関するメンテナンスも不要になるとのこと。今私の乗っているゴンRは燃費性能向上のために意図的にスペアタイヤを省いていますが、車中泊の旅に出ている中で一番恐れているのがタイヤのトラブルだったりします。このタイヤが普通に使われることになれば、このタイヤをはいている車のスペアタイアが不要になり、車両重量が軽くなることにより、ガソリン消費量が少なくなるでしょう。高速道路上での事故も減るでしょうし、何より旅先でジャッキアップして大変な思いをしてタイヤ交換しなくていいということはどれだけの人の役に立つことか。

 さらにブリジストンでは、このタイヤの材質に100パーセント再生可能な材料を利用するとのことなので、リサイクルがうまく回っていけば廃タイヤの数も減る可能性すらあるということです。

 ただ、問題なのは空気を充填しないで従来の乗り心地をどこまで保てるのかということでしょう。私なら多少乗り心地は悪くても、従来のタイヤ並みの価格で発売されたらすぐに履き替えてしまうかも知れません。私のようにスペアタイヤの代わりにパンク修理キットしかない車に乗られている方は特に、また大型の車で自力でタイヤ交換するには危険を感じるような方は、今後のブリジストンの動向に注目しておいた方がいいと思います。だからといってどんなダートにも躊躇せず突入して行くというのはどうかと思いますが(^^;)、多少のダメージがあっても今までのように全く走れなくなるということはなさそうなので、こういう技術こそ早く実現して欲しいと思いますね。


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