カーナビの目的地検索の穴

 今私の車に付いているカーナビはDVDのかなり昔のものなのですが、それなりに使えてしまうのであえてスマートフォンのカーナビを使う機会が減りました。新しい道路が掲載されていない不具合はあるものの、目的地さえ地図上に記載があれば何とか行けてしまうものです。

 しかし、その目的地設定の段階で、古いカーナビには穴がありました。先日、インターネットで見付けたお店へ行くため、お店の情報をメモしたものを使ってカーナビに入力しました。そのままカーナビの指示通りに進み、目的地に到着のはずがそのお店はなく、あやうく辿りつけなくなるところでした。

 なぜ目的地に辿りつけなかったかというと、目的地を特定するための入力をNTT電話帳に登録されている電話番号でしてしまったことに原因があります。電話番号を入れるというのは住所を入れる方法と違って数字だけ単純に入れればいいので良く使っているのですが、実は電話番号検索には意外な落とし穴があるのです。

 店舗が同じ市内局番の範囲で移転した場合、電話番号が変わらずにそのまま使っているケースがかなりあります。特に長年商売をしている立場なら場所が変わったとしても電話番号はできるだけ変えたくないでしょう。そうなると、昔のカーナビで電話番号を入力して特定した目的地が移転していた場合、全く見当違いの方向へナビされてしまうことになってしまうのです。

 幸いにしてネットから店舗情報をメモした際に、住所もメモしていたのですぐに住所を入力し、移転先の店舗へ予定していた時間内に到着することができました。このようなトラブルは、最新のカーナビであっても全くないとは言えません。地図や電話番号の更新は移転したての場合には対応していないと考えるのが普通ですから、必ず時間内にその場所に直行したい場合には、電話番号や名称による検索よりも、最新の住所での検索で行なうのがいいでしょう。最新の店舗情報を入手するためにはやはりインターネット経由がおすすめです。店舗が独自にホームページを持っている場合にはそちらの情報を優先するようにします。まとめられたところの情報は更新がワンテンポ遅れることがしばしばありますので、その点にも注意しながら古いカーナビと付き合うようにしたいものです。


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