「ホムテル3G」 一般視聴者の反応からわかること

 先日の日曜日(2016年2月14日)TBS系列で全国ネット放送されている「がっちりマンデー」の中で「ホムテル3G」が登場しました。もっとも、紹介されたのは「ホムテル3G」をドコモ回線と一緒に売り出したx-mobileの「スゴい電話」(この名前はx-mobileの販売用の名前で中味は同じものです)としての紹介でしたが。

 すでに自宅で新たに固定電話を引くこともなく、携帯電話が当り前の中ですので、新たに固定電話型の携末を新たに販売すること自体のインパクトということもあったでしょう。従って番組での紹介の仕方も「携帯電話なのに形が固定電話」という事に終始していました。番組にはx-mobileの社長も出演されていましたが、この端末を生かす通話定額のプランも紹介してほしかったでしょうね(^^;)。

 番組自体はTBSの見逃し配信でも見られるようですが、私はリアルタイムで見ることができたので、リアルタイムでテレビ番組を実況するネットでの反応も合わせて見ていたのですが、興味のある人たちと、こんなものいらないという人たちが半々くらいという感じでしたが、その価格が約35,000円ということがわかると、やはり高いという感想が多かったように思えました。ただ、スマホでもこのくらいの価格のものはロースペックではないにしても普通のスマホくらいの価格です。ハイスペック端末はこの倍くらいの値になっているわけで、私などは逆に一般の人がスマホを購入する際の本体価格についての認識の薄さというものを感じざるを得ませんでした。

 番組ではスマホで電話を掛けられない高齢者への需要喚起や、工事現場で常に一ヶ所にいるとは限らない中で誰でも使えるようにしたり、選挙事務所のように限られた期間の中であえて固定電話を引くのにはコストがかかる場合の利用例を紹介していました。ただ、番組で紹介されたのはそこまでで、テレビというのは改めて限られた時間の中で伝えられることには限りがあるなあと思えますね。

 私がホムテル3Gをすぐに手に入れたのは、ドコモとソフトバンクのSIMが使えるSIMフリーの端末であるということと、電源はACアダプター、リチウムイオン電池に加えて出先でも手に入る単三電池4本で動くからです。ちなみに、本体でテザリングできる点については本体価格が安くなるならなくても良かったなとは思いますが、今単三電池を使ってテザリングできるモバイルルーターはこれ以外にないので、災害用としては役に立つでしょう。

 また、すでに企業相手に行なわれていたサービスではありますが、2016年2月からMVNOの日本通信が参入することを発表した、固定番号への着信を携帯電話に着信させ、携帯電話から固定電話の番号で発信できるサービスとの併用により、車で移動するような場合、ホムテル3G自体を自宅の番号が使える上に「移動できる固定電話」として使うことも可能です。日本通信が個人向けにどのくらいの月額でこのサービスを提供するのかが気になりますが、もし固定電話の番号の方が広く認知されているなら、多少お金を掛けてもこうした仕組みを使うのも面白いかも知れませんね。


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