タモリ倶楽部 車中泊モーターショー

地方と東京ではテレビ番組の進み具合も差がありまして、以前放送されたタモリ倶楽部の車中泊モーターショーの回がようやくこちらでも放送がありました。せっかくなので、番組の感想などを書いていこうと思います。

番組をご覧でない方のためにかんたんな流れを紹介しますと、車中泊用に改造した車やグッズを販売している会社の社長さんを案内役にして、実際に車中泊用に車を改造している車を4台集め、紹介しつつグランプリを決めるというもの。参加された車は、軽自動車ワンボックスのスバルサンバーのキャンピング仕様車が一台目、トヨタハイエースが2台で、はじめは鯉釣りのために竿に当たりが出ると音と光で知らせてくれるように改造し、中にシャンデリアとかなり豪華に作られたものと、もう一台はオーナーさんがリフォーム業ということで、リビングやキッチン、そしてウォシュレット付きのトイレまで装備した、キャンピングカーに限りなく近いものが三台目として紹介されました。最後は軽自動車の三菱パジェロミニで、助手席を倒してそこにコンパネや角材を組み合わせて、4台中一番安い4,500円で寝床のみを作ったものです。

見ていて最初に印象に残ったのが、タモリさんが車中泊の説明を受けている中で、ホテルに泊まらないで食事はコンビニの弁当を食べ、ゴミを現地に捨てていくと(タモリさんが休みの時に恐らく出掛けている先の)業者さんがこぼしていたと言ったことです。車中泊用グッズ販売の社長さんや、司会のガダルカナル・タカさんは必死にその事を否定していましたが、車中泊に詳しくないであろうタモリさんの耳にまで届くと言うのですから、地元の人たちに好まれないような行為をする人たちがかなり増えてきていると見るべきだろうと思います。

紹介されている車については、パジェロミニを除いて(^^;)、実に快適に車の中で就寝できたり、中でゆっくりくつろげるもので、どの車もそれなりに完成されつくした感がありました。特に優勝したリフォーム業者さんのハイエースは、ご自身で改造しても300万かかったということもあり、下手なキャンピングカーよりも装備がすごいのではないでしょうか。ただ、あれを見て同じように業者に発注をかけたら、かなりお金がかかってしまうのではないかと思いますね。ベース車を選定し、フラットなベッドを作るのに10万以上かけてやるだけ(専用のベッドキットの値段がそれくらいなのだそうです)、多くの回数出掛けられるかどうかという問題もあるでしょう。ゲストの女優・本仮屋ユイカさんが車中泊カーに非常に食いついていたというのが印象的でしたが、芸能人の方がロケで出掛けられる際には、リビングとベッド、そしてポータブルトイレを装備した車というのは特に女性の方には切実なニーズがあるのだろうと思いました。ベッドにシンク、ポータブルトイレを装備するとなると、やはりベース車は大きくなってしまいます。ハリウッドではトレーラーハウスを役者さんにあてがうそうですが、日本ではそこまでいかなくても、大きめの車をちょっと改造して、簡易控え室のようにしたものをレンタルで出せばいいのではないでしょうか。私はそこまでは求めないのでベース車をそのまま使い改造費も0円ですが、ポータブルトイレを積むとなると、最低でも軽自動車のワンボックス車をベースに考えます。以前紹介した三菱のタウンボックスにコットを設置しましたが(「ボイジャーコット」の項を参照願います)、ああいった車の場合二列目の座席の片側をトイレ設置スペースにすれば、車中泊用として売られている車には当然劣りますが、コットとポータブルトイレ、目隠し用のカーテンぐらい用意すれば、格安でも何とかそれらしく仕上がるでしょう。

個人的には最後に除外されてしまったパジェロミニのオーナーの方に親しみを感じます。シンクだけでなく冷蔵庫や電子レンジまで装備して出掛けるのもいいですが、最低限の装備で、できるだけ荷物も少なくして効率的に使うというのを個人的には目標にしています。とはいっても、ここで紹介している車中泊グッズの多さからして、車の中がすっきりとはいかないというのが問題ですね。新しい車にどれくらいのものが乗るかはわかりませんが、改めて何を常備し、何を下ろすかということから考えていきたいと思っています。


カテゴリー: 車中泊・車関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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