snow peak チタンシングルマグ フォールディングハンドル

最近はマイボトルがブームらしく、近所のショッピングモールでもステンレス水筒のところに人だかりができているのをよく見ます。それまで、自動販売機やコンビニで飲み物を買っていた人たちがマイボトルの中にお茶やコーヒー、麦茶などを入れて飲んでいるのかも知れませんが、私のそうしたマイボトルには冷水かお湯しか入れないことにしています。車中泊を前提にした旅の場合、特に運転中に飲むことは避けたほうが賢明です。車を安全なところに止めてから飲むことにしているので、ボトルに入れたものをカップに移し替えて飲むのが私の楽しみ方です。これからの季節になるとスティックタイプのコーヒーやカフェオレ、粉末スープなどをいただくことが多くなります。小腹が空いた時には、無印良品で売っているミニヌードルをマグカップに入れて食すなんてこともやります。そのためには、ある程度の量のお湯を水筒に入れておくことが必要ですが、お湯や水、その他の飲料を注いで飲むためにといった使い方にぴったりと合うのが、今回紹介するチタンマグカップです。

snow peakというメーカーは主に登山用品を製造しているメーカーで、多くのファンがいることでも知られています。写真のマグカップのハンドルは折りたためるようになっており、収納するのも場所を取らないような工夫がされています。写真のものは450mlですが、サイズもさまざまで、600 450 300 220とそろっており、大きなサイズのものの中に小さいサイズのものが収納できるようになっています。市販のスープやコーヒーを飲む場合は一番小さい220mlで十分ですが、こういった品物はついつい所有欲を満たすのか、私は600mlを除いた3種類のマグカップを所有しています。

金属製のマグカップといってもその素材によって様々な特徴があります。キャンプ用のものですと安いステンレスやアルミなどもありますが、私がマグカップを選ぶ際、チタンにしたのは、人体に優しい(金属アレルギーを起こしにくい)ことと、お湯を入れても取っ手の部分まではそう熱くならない耐熱性をもっているということがあります。というのも、簡単にお湯が手に入る高速道路のサービスエリアにある給湯器から水筒へお湯を移す際、取っ手が持てないくらい熱くなっては困ってしまうからです。写真の450mlのサイズは、お湯を水筒に移す用途としてはかなり便利で、1リットルの水筒でも数回の補充で中を満たすことができます。

snow peakが出しているチタンマグカップには二種類あって、一つは紹介したシングルタイプで、もう一つが中が二層構造(中は空気)のダブルタイプがあります。ダブルの方が一旦注いだ飲み物が冷めにくいという特徴がありますが、保温という面では真空の二層構造に劣るということもあり、そしてもう一つの理由から私はシングルタイプのマグカップにこだわっています。

写真のマグカップの上には蓋があることにお気付きかと思いますが、これはメーカーの純正品ではありません。100円ショップのダイソーに置いてあった蓋付きのステンレスマグカップの片割れです。ダイソー店頭でこのステンレスマグカップを見て、これはチタンマグカップの蓋になるのではないかと思い、急いでマグカップを持って合わせてみたところ、350ccのフタが450mlのサイズに合いました。ちなみに、他のサイトにある情報によれば、500ccの蓋付きステンレスカップの蓋が600mlのチタンシングルマグに合うとのことです。ダイソーの品々は入れ替わりが早いので全国どの店にもあるとは言えませんが、450mlや600mlのチタンシングルマグをお持ちなら手に入れておけば非常に便利です。飲み物を飲んでいる時、埃を避けるためだけではありません。シングルマグは単純な作りで、材質もしっかりしたチタンなのでそのまま火にかけることが可能なのです。

ロウソクやライターの火では無理ですが、旅館などで出てくる青色の固形燃料やアルコールバーナーなどの小さな火でも、マグをのせるゴトクと外からの風を防ぐ風防を用意すればヤカン代わりにお湯を沸かすことが可能です。キャンプ用のガスバーナーなどがあれば言うことはありませんが、蓋があることで早く沸かすことができます。沸かしたお湯は真空断熱構造の水筒に入れてもいいですし、コーヒーを飲んだりカップラーメンを作るために使ってもいいわけです。ただその際は、さすがに持ち手もかなり熱くなっていますので、写真ではマグカップの下にひいてあるシリコン製のコースターを鍋つかみのように利用します。ちなみに、このコースターもダイソーで仕入れたものですが、見つからない場合はシリコン製の鍋敷で代用してもいいでしょう。

ただ一つ気を付けていただきたいのは、高速道路のサービスエリアや道の駅などの公共の場所で火を使うことは避けていただきたいということです。火を使うのはキャンプやバーベキューが許された場所に限定しないと、使った火の不始末で火事を起こした場合、大変な事になってしまいます。キャンプの際、自分の飲んだり食べたりする分だけお湯を沸かしたいという時や、一旦冷めてしまった飲み物を温めなおす際にも便利に使えるこのマグカップは常に車に積んでいます。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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