人気観光地での混雑を避ける工夫

私自身年に一回は行っている京都における市バスの状況がかなり深刻なことになっているようです。ここ数年で市バスを利用する人について、変化が出ているのはわかっていたのですが。

元々京都市内を走る「市バス」について、以前は一日券が500円だったので便利に使わせていただいていました。

少し前には時期を問わず修学旅行らしい中学生や高校生がバスを利用したりしていたのですが、今ではそうした人達に変わっていつ行っても海外からの観光客の方々が増えてしまい、市バスを使っての京都をくまなく観光というような事ができなくなっているようです。本来は、京都にお住まいの方が日々の足として使われるように整備されたのでろうかと思うのですが、地元の方々が利用しずらい状況になってきてしまっているのが、心苦しくもあります。

見ていて思うのが、海外の旅行者が自分の身一つだけでなく、大きな旅行カバンと一緒に乗り込んでくるのがさらに状況を悪くしているということです。この件については、荷物の預かり場合を告知して斡旋したりすることは行なわれていたようですが、自分の荷物を手元に置いておくことで安心できるという人もいるのではないかと思いつつ、最近のニュースではこうした傾向に歯止めを掛けるために、ある程度の大きな荷物については別に料金を取った方がいいのではという意見が出ていることが明らかになっています。

こうしたことが実際に行なわれるとすると、現場ではかなりのトラブルの元になるのではないかと思うのですが、例えばバスの一日券をさらに値上げする一方で、地下鉄の一日券の価格を据え置くだけでも、海外からの利用者の流れを地下鉄に誘導できる可能性があります。バスはどうしても渋滞がありますし、ある程度駅から歩くようにすることができれば、鉄道利用の方が時間も読めますし観光の際には便利になっていくのではないかと思います。

もし、バスを利用するなら京都の場合には事前に定期観光バスを予約して、座席を確保した上で自分の行きたい場所を回ってくれるコースを選ぶ方がストレスを感じることなく京都観光ができるのではないかとも思ったりします。

https://resv.kyototeikikanko.gr.jp/Teikan/Web/Default.aspx

リンク先は、京都の観光バスの予約サイトですが、最近はネットから直接予約できるので、当日乗り場まで何とかたどり着けば、後は移動と観光・食事までセットになったコースを堪能できます。私が京都へ行くには様々なパターンを使いますが、車で近くまで行って車は京都まで入らずに「パークアンドライド」で利用する場合、帰りも車を運転したり車中泊を入れての旅という運転手にはきつい行程でも、現地観光についてはあれこれ考える必要がないというのはいい組み合わせだと思います。何しろ、車で行けば大きな荷物をわざわざ観光するのに持っていく必要もないわけですし。

今後、京都をはじめとする国内で人気の観光地については、海外からのお客様が増えるとともに、今までの観光の常識が通用しなくなることが考えられます。それについては今回紹介したような定期観光バスを利用したり、そもそも観光する時間をずらして人がいない早朝を狙って観光するとかの工夫が必要になってくるのではないかと思います。そうした行程を決めるにあたって、現地入りの時間を自分でコントロールすることができる、自分の車での現地付近までの移動ということも鍵になってくるのではないでしょうか。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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