先日、たまたま安値で売られているモバイルバッテリーをAmazonで見付けて購入したのですが、急速充電を行なうための両方がType-Cプラグになっている充電ケーブルを調達しに近くのダイソーを再度訪れたのですが、そこには極めて利用する人の範囲が狭いながらも、便利なものが破格で提供されているのを発見したのです。
一応、充電ケーブルと一緒に写していますが、その正体は500円商品の「ミニメスティン」専用のまな板です。元々、トランギアから出ているメスティン用として社外のメーカーがメスティンの内部にピッタリはまって持ち運びしやすいまな板を販売していたのですが、価格的には500円から1,000円以上するようなもので、たまに雑誌の付録として用意された時にはその雑誌が一気に売り切れるというような人気はある製品でした。が、それが自社独自に出したミニサイズのメスティンのものとは言え、税込みで一枚100円で買えてしまうというのは、相当な驚きでした。当然ダイソーのミニメスティンは持っていたので速攻で手に入れてきました。
ごらんのように、本家が出してきたのですから当然のようにメスティン内部にぴったりと入ります。普段ここには様々な小物を入れているのですが、多少まな板の厚み分は容量が増えるとしても、蓋を締めることに影響は出ないで中の物を入れることができました。
さらに、これもミニメスティン専用品として出ているメスティン内部にピッタリとはまるアミを重ねてみたのですが、全く問題なく重なります。二つの商品を合わせると、ちょっとした材料の下ごしらえに使えるまな板と、蒸し料理をする場合に中に水を入れた上でセットすることで単なる鍋以上に料理の幅が広がるアミをセットで持っていくことができるようになり、まさにソロキャンプ用の最少調理器具として十分な戦闘力を持つに至ったわけです。
さらに、このメスティンは写真のように、いわゆる標準タイプのメスティンの中にまるまるスタッキングできるため、このようにして二つのメスティンを一つにまとめて持ち運ぶことができるようになっています。まな板やアミは標準タイプのメスティンでも使えますので、システムクッカーとしてのポテンシャルも高く、ダイソーでは標準タイプの1.5号炊きのメスティンが税込880円、さらに同サイズで全面フッ素コーティングのメスティンが税込1,100円で売っていますので、それらと合わせるだけでもソロキャンプ用のクッカーとして成立してしまいます。メスティン2台とアミ・まな板で高い方のフッ素加工メスティンとともに購入しても、1,880円、さらにメスティンを乗せて調理するのに使える「ミニストーブ」も税込330円で売られているため、この他に小物を買い揃えても予算的には3千円くらいで収まってしまうだけのコストパフォーマンスがあります。
ただ残念なのは、私と同じようにこのまな板を見付けて購入した人はどんな感じなのかとネット検索を掛けてみたところ、ネットオークション・フリマなどでの価格に色を付けた転売出品のページが多数ヒットしたということです。これは同じような専用アミおよび一人用鉄板が登場した時にも起こりましたが、今後もダイソーでミニメスティンが販売され続けるならば、一時期は欠品することがあっても、時間とともに全国のどのダイソーでも潤沢な商品供給がされれば転売する人の出る幕は無くなると思います。ですから、欲しいからといってそうしたネットオークション・フリーマーケットを利用しないで、店舗で見付けたら購入するというスタンスで良いと思います。時間を空けて考えると必ずしもその必要性を感じることなくスルーできる場合もありますし、プレミア価格が付いても高くないとは言え、先に見付けた人に在庫を買い占められ、高値で買わされるといった状況は好ましくないと思われる方は、ダイソーの定時巡回を欠かさないようにすることで、定価で購入することを目指しましょう。