BSジャパン「流星放送局」は最悪の流星中継だった?

私が車中泊をするケースの中には晴れていて星が見える場所まで車で行き、流星を見るというのがあります。リアルタイムに流れる星を直に見るというのは一度経験してしまうとまた見たくなるもので、フットワークが軽ければできる限り出掛けたいものだと思っています。

本日はふたご座流星群の極大日でしたので楽しみにしていたのですが、あいにく私の住む地域の周辺は大雨になってしまっていて、たまたま番組表を見ていて知ったBSジャパンの「流星放送局」という番組があることを知り、午後8時から1時間の放送を見てみることにしました。

番組の題名からすると、当然リアルタイムで流れる流星を見せてくれる番組だと思ったのですが、この番組は流星をテレビで見たいと思って見た人にとってとんでもない番組であることがわかってきました。

特設スタジオからの中継については仕方ないものの、実際に流星が流れている最中に画面をリアルタイムの空に向けることなく、流星が流れたと画面表示されているにも関わらずミニドラマを延々と流したり、ステージの歌手の姿を映したりとまるで流星をついでに伝えているとしか思えない番組の構成にがっかりするだけでなく見ているうちに腹が立ってきました。もちろん、出演者やドラマに出て来た人目当ての方もいらっしゃるとは思いますが、あまりにもドラマや歌が「主」であることに驚きました。

これなら、ウェザーチャンネルの流星放送で日本全国の中で複数の場所のカメラを時おり変えてリアルタイムに流れた数をカウントするようなごくシンプルでゲストもいない放送の方がましでしょう。可能性としては薄いですが、もし流星が突然たて続けに流れたとしても今回のような放送では全く画面を通して見ることもできず、流星目当てに見ている人にフラストレーションだけが溜まって終わりというものになることは十分に予想できます。

テレビの世界でLIVEで流すということは、次に何が起こるかわからないから面白いのであり、オリンピックのスポーツ中継に興奮するのは放送を作る人も見る人も予想できない結果が出てくるからに相違ありません。それと同じように、日本全国で放送を見ている人が空の気まぐれに過ぎない流星の様子をただながめているだけであっても、リアルタイムに画面から流れる流れ星を見たことに感動するのです。

そんなわけで、今回の「流星放送局」は生中継でオリンピック中継を見ようとしたら、ハーフタイムショーやコマーシャルが続き肝心の感動の場面が全く見られずに終了してしまったスポーツ中継のようで、今まで私が見てきた番組の中でも最低の部類に入ります。個人的にはこの番組は、流星が見たいと思って見ていた人にとってはとんでもない番組だったということをここに記録しておきます。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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