毎日生活している中での「違和感」にアンテナを張ることが旅先のマナー遵守にも役立つか

この連休、ずっとスポーツ観戦三昧だったので出掛けることはなかったのですが、一昨日夜にちょっとコンビニへ自転車で出掛けたのですが、その際いつも見慣れない光景に出くわしました。
近くに比較的大きな公園があるのですが、ちょうどコンビニに行く時に公園の裏を通るのですが、公園のところからすると隅っこの目立たないところに、一つのツーリングテントが設置されていたのです。これは自転車などツーリングで私の地元にやってきた旅行者が、一夜の宿を取るためになるべく公園では目立たないところにテントを立て、野宿しているのだろうなと思うとともに、そういう事は自分もやる可能性があるので、こういう事はやっても良いのか? ということを考えながら買い物をしてきました。

問題なのはここからです。翌日、昼前くらいに今度は別の用事で公園の裏手を通ったところ、そのままテントが立っていたのでした。もし私が緊急避難的に公園にテント設営をするような状況になった場合には、できるだけ周囲の方の迷惑にならないように、人々が起きて活動する前にテントを撤収し、もちろんゴミなども残さずにその場を後にするというのが、公園で野営するような場合の最低限のモラルではないかと思っていました。

この連休には、実は近くにある駿府城公園を中心に大道芸ワールドカップが行なわれていましたので、もしかしたらそのイベントを見るために滞在し、テントを公園に長い間設営したままにしたのか? とも思いますが、そうなら毎日設営・撤収を繰り返すくらいの事をしないと、世の中には色々な人がいますから、もしかしたら警察に通報され、地元民とのトラブルになる可能性もあります。

それ以上に困るのは、こうしたトラブルが頻発することで、公園自体の使い勝手が悪くなってしまう可能性もあります。これは、テント泊だけでなく車中泊にも言えることでしょう。基本的に公共の駐車場や道の駅、高速道路のサービスエリアで車中泊をすること自体にも問題が出てきてしまっています。車中泊について良い感情を持っていない人でも、長い時間運転してきて、このままでは安全に運転できないような状態での仮眠については許してくれると私は思っています。ただし、公共駐車用スペースを車中泊に使わない人が車中泊にあまり良い感情を持たない理由について考えると、正面からそうした主張をたたかわせることはできないでしょう。こうしたことは以前から色々なところで紹介されていると思いますが、車中泊が良く思われない理由としては、昔から言われているような様々な行為が考えられます。

それは駐車場が一般利用者で混雑しているのに、駐車スペースにテーブルや椅子を出してくつろぐ姿を目にしたり、公共の施設からコンセントを使って調理やバッテリーの充電をしていたり、ポータブルトイレの処理を公衆トイレで行なったり、長期滞在をして洗濯物を干していたりなど、もはや一時利用の仮眠の範疇を超えている状況を目にしたからではないでしょうか。そうした利用者が一定数いる以上、「車中泊禁止」という場所が存在するのも致し方ないと思うと同時に、深夜のあまり車が停まっていない時に入り、仮眠を取った上で施設の営業が始まる前に撤収して出発するような「車中泊」についても理解が得られなくなってしまっているとしたら、本当に残念です。

今の世の中で考えると、公園や公共の駐車スペースを利用するような場合においても、細かく利用規則を書いていないことで、何をやっても良い(?)と考えてしまう人がいるのではないかと思うこともあります。ただ、一つ言えることは、最初に紹介した私自身の違和感のように、日々自分の生活テリトリーの中でちょっとした違和感を感じた場合、それをどのように考えるのかということがあると思います。少なくとも自分が嫌だと思う行為を自分が他の土地でやったら、土地の人も嫌がるだろうなと思って、そう思われないような行動をすることが、これからも車中泊を行なっていく場合には重要になるような気がするのです。


カテゴリー: 旅コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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