アプリで高速と低速が切り替え可能になったNUROモバイルの「NEOプラン」

まず最初にお断りしておきますが、今回紹介するNUROモバイルについては現在利用しているわけではないので、スペックだけの紹介となり実際のつながりやすさやスピードについては、実際に回線を利用されている方のレポートを参照してのものになってしまうことになるため、もしこの文章を読んで興味を持った方は、この文章だけでなく実際に使われている方のレポート(できるだけ企業PRでないもの)を確認されるか、もし自分の意に反して使いずらいような事があった場合には、元に戻すためには手間とお金が掛かることもあることをご了承下さい。

本来は自分で契約してレポートすべきなのでしょうが、このブログはあくまで個人的な備忘録というところから出発しているため、今後回線を変える可能性を考えた上で色々調べてみた中でひっかかってきたものです。今回気にかかったのは、NUROモバイルを便利に使えるアプリ「NUROモバイルアプリ」の仕様変更を伝えるニュースでした。

アプリのバージョンアップにより、「節約スイッチ」が使えるようになったということで、つまりは高速オプションを使わずに低速で使えば、高速クーポンを翌月くりこしして温存できるようになるということです。NUROモバイルの中で興味深いプランと言えば、高速クーポン20GBで低速では最大1Mbpsで通信可能、音声通話も専用ソフトを入れなくても30秒11円で通話できる「NEOプラン」(月額2,699円)があります。この速度切り替えサービスには例外があることが後日発表され、個人的には最大1Mbpsあれば事足りると思われるので、できるだけ安く使えるプランで、「NEOプランでセットされている」オプションサービス、「NEOデータフリー(LINE、Twitter、Instagram、TikTok利用では高速クーポンが減らない)」「Gigaプラス(3ヶ月ごとに15GBがもらえ、翌々月まで繰越可能)」「あげ放題(上りのデータ通信をカウントしない)」がカットされた「NEOプランLite」(月額2,090円・回線はドコモ回線のみ)で使えないことがわかったのは大変残念です。この他、速度切り替え対象外のプランは、「NURO光テレワーク支援サービスwith Mobile」、すでに受付を停止している「データ使い放題プラン」、「5時間/日プラン」「深夜割プラン」となっていますので、ご注意下さい。

元々NUROモバイルは平日の昼でもスピードが落ちにくいということをアピールしているので、逆に平日お昼にスピードがガタ落ちになることをあえてアピールすることで、利用をユーザーの方から抑制しているmineoとは実に対照的です。

今まで、基本的に最大1Mbpsあれば外でのスマホ利用に十分と考えた場合(当然平日のお昼もそのくらいのスピードで使えることが前提)、速度切り替えスイッチで低速に設定することで最大1Mbpsのスピードで常時利用可能なUQモバイルの「くりこしプランM」が主な選択肢だったと思います。こちらの高速クーポンは月15GB(翌月くりこし有)で、月額は2,728円(自宅セット割適用で月2,090円)でしたが、NUROモバイルのアプリで高速と低速の切り替えが可能になったことで、UQモバイルの自宅セット割が使えない・使いたくない人にとっては、安いだけでなく大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク回線)のSIMを選ぶことができることもあり、改めてNUROモバイルの「NEOプラン」を考える余地が出てくるということになるわけです。

現在、私は中速での外出時の接続はモバイルルーターに入れたmineoのSIMで、平日お昼を除いて最大1.5Mbpsにし、昨日書いたように外出先でも動画やテレビ視聴を楽しんでいますが、mineoとNUROモバイルの「NEOプラン」の違いは、プランを契約した後に「ややこしいけどできる事が増えるmineo」、「契約内容を意識することなく中速で使い続けられるNUROモバイル」という風に分類できるでしょう。

mineoは、平日昼間にデータ通信を抑える宣言をした上で実際に使わなかった日を増やすことで、数々のご褒美がもらえます。直接のデータ量の他、23時から翌朝7時までの深夜フリーでデータ通信が使えるサービスがあったり、月額がかかるものの、データ容量の繰越が実質無制限になる「パスケット」というサービスもあります。こういったこまごました手続きをアプリ上から毎日できるならば、ある意味最強なのがmineoだと思うのですが、常に低速の最大1Mbpsを使っていれば、いざという時には繰越分と合わせて40GBの高速クーポン(3ヶ月ごとの15GBと合わせると最大55GB?)が一気に使えるのがNUROモバイルということになります。

金額だけで見ると、UQモバイルのくりこしプランNを契約している場合で、自宅割が使えないなら平日昼間に自分の納得できる範囲で高速・低速のデータ通信が使えるようなら、今以上の契約スペックに変わって(月15→20GB)月額料金も少しは安くなるわけなので、状況によっては変更を考える余地も出てくるのではないでしょうか。

個人的には、できればmineoのデータ専用SIMはそのまま残しておいて、高速クーポンはいらないので終日1~3Mbpsくらいでつながるプランが安く出てくれば良いなと思っているのですが、今回のNUROモバイルのプランはいじらなくても、アプリの仕様変更だけでかなり使いたいと思う方が出てくるのではないかと思います。今のところ、NUROモバイルにするには複数の回線契約をいじる必要が出てくるので、今後の楽天モバイルの動向も見ながら今後の自分の回線についても一気に変える可能性について考えていきたいとも思っています。

(2023年5月19日追記)

今回、ネットニュースではNUROモバイルの専用アプリの件だけがピックアップされていましたが、ここで紹介した料金がリーズナブルな「NEOプランLite」について、同時にニュースリリースがあったようなので、その内容を紹介します。何ということか、NEOプランLiteの新規契約は、2023年5月31日までで終了するということです。合わせて、今回の内容の中心である専用アプリによる速度の切り替えにも対応しないということです。ただ、そうは言っても月20GB使えて、高速分を使い切っても最大1Mbpsというのは、昼の通信速度が落ちないようなら魅力的です。とりあえず今月末までに契約して、やはり速度を切り換えて使いたいと思ったら、月額500円ちょっと高い「NEOプラン」に切り替える方法もありますので(その場合はNeoプランLiteには戻れません)、早めの決断が必要になります。さらに言うと、もし自分の思っていたような速度が出なかった場合には、その後の乗り換えを考えれば良いと思いますので、使いたいと思った場合には手続きはお早めにどうぞ。


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