日本通信「合理的シンプル290プラン」とmineo「マイそくスーパーライト」が合う人合わない人

現在、スマホを家に置いたまま電話しかしない私の母親用の回線として日本通信の「合理的シンプル290プラン」を契約しています。これ以上安く上がるプランはないだろうと思っていたら、最近はmineoの「マイそくスーパーライト」の月額250円に、オプションで「10分通話パック」(月額110円)を付けて月額360円で回せば、月10分までは通話料がかからず、もし無料通話分が余ったら翌月に繰り越せるという、ちょっと電話をする機会があるパターンでは最強ではないかと思えるプランがサービスをスタートしています。

そこで、改めて現在加入している日本通信のプランよりも、mineoのプランの方が良いのではないか? という風に考えたわけです。ただ、何も考えずに乗り換えてしまって、後で元に戻そうと思ったら大変なので、改めて両プランの内容を復習してみることにします。

まず、日本通信「合理的シンプル290プラン」は、docomo回線のみで通話料は標準の電話アプリから利用しても30秒11円と、大手キャリアの半額で通話できます。音声通話オプションについては、かけ放題にするとプラス1600円(計1,890円)、月70分まで無料通話が付けると(繰り越しなし)プラス700円(計990円)となります。ただ、音声オプションを付けずに契約していても月の請求額が千円を超えることはないので、あえて音声オプションは付けていません。

また、データ通信は月1GBまで基本料金で使えますが、今後高速クーポンを使い切ったら月末までデータ通信を使えなくなる恐れがありますので、現実的に足りなくなったら1GBごと220円で追加することができます。これも、ほとんどデータ通信は使わないのですが、LINE電話が外からかかってくるような状況を考えると、やはり高速通信はあった方が良いかな? という感じもします。

そして、mineoの「マイそくスーパーライト」は、標準アプリから電話をすると30秒22円と、日本通信の倍になりますが、申込みの上専用の「mineoでんわ」アプリから発信すれば、30秒11円で通話できます。回線はdocomo・au・SoftBankの中から選べます。音声オプションは、全て専用アプリ不要になり10分かけ放題が月550円、かけ放題が1,210円、月10分までの通話が無料で使わない分は翌月に繰越可能な10分通話パックが月110円となっています。ちなみに、10分かけ放題の超過分は30秒11円の請求なのでそれなりに安いですが、「10分通話パック」を申し込むと、専用アプリを使って30秒11円で通話できる「mineoでんわ」のサービスは利用できなくなるので、月10分超の電話料金は日本通信の倍になってしまいます。

また、データ通信は一日中最大32kbpsとメールくらいしかできないくらいの速度ですが、追加で一回198円出すと24時間使い放題のオプションがあります。
ここまで見ていくと、こまめに自分の通話を管理でき、月10分も電話しないような人であれば、「マイそくスーパーライト」の方が安くなり、さらにスマホにこちらの回線だけでなくデータ専用回線の別回線、例えばiiJmioのeSIM2GBプランなら月440円ですから、通話とデータ通信をそれなりに使えて月額690円(マイそくスーパーライトのみの場合)、月の無料通話10分を付けても月額800円で通話・データ通信までそれなりにできるセットが完成します。

ただ、月10分以上に通話時間が伸びてしまうと「10分通話パック」が足かせになって、通話料がかさんでしまいますので、その点を自制できるかが鍵になるような気がします。

ちなみに、「マイそくスーパーライト」にIIJmioのeSIM 2GBプランをセットにすると月2GBになりますが、同じ条件を日本通信のプランだけで行なおうとすると、マイページからデータ通信量を最大2GBにしておくと、データを使わなければ基本料の290円プラス通話料、データを使ってしまった時だと510円(基本料290円に1GB220円が加わる)プラス通話料となり、トータルで考えるとmineoよりも日本通信のプラン一つだけの方が安くなるケースもあります。

このように考えると、私の母親の場合は、いちいち通話時間を考えて発信することはないので計算して通話代を安く上げることができず、使わない時には全く使わないので、日本通信のプランをこのまま続けた方が安上りになるという結論に達しました。

とりあえず自宅からの発信で、お互いにLINEのお友だち状態になっている親類・友人には極力LINE電話を使ってもらうようにすれば、自宅インターネットは使い放題なので、自然と毎月の通話料金を下げることができるようになると楽観的に考えていますが、なかなか難しいものです。

それでも、通話料込みで月250円・290円から使えるわけですから、私のようにスマホを電話にしか使わない家族がいる場合には、その使い方によってどちらかのプランに変えてみるのもいいかも知れません。なお、これら2つのプランについては、初期登録料金の3,300円はどうしても掛かってしまいますので、その分を回収できるまで使うことも考えておくといいでしょう。


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てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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日本通信「合理的シンプル290プラン」とmineo「マイそくスーパーライト」が合う人合わない人」への2件のフィードバック

  1. タカツ

    いつもとても楽しく記事を読ませてもらっています。
    電話だけならpovoの5分までかけ放題(550円/月)やpovo +DMMトーク(プレフィックス番号付与 11円/30秒)とかもアリですね。
    自分は後者にIIJのeSIM2GB運用です。
    両親は日本通信290円プラン。
    安いのに速いしいい時代になりました。

  2. てら 投稿作成者

    タカツさん コメントありがとうございました。

    povo2.0は通話オプションを付けると自動解約にならないので、一回の通話時間が5分以内で収まるならベストチョイスでしょう。アプリの中には5分を超えそうになったら強制的に終話にするものもありますので、切れたらもう一度掛けることを習慣にすれば、十分に使えます。

    自分で通話を管理できるかできないかでも変わってくる事はあって、日本通信の290円プランは、本当に使った分だけなので長電話対策も必要になるかもです。私の親の場合はほとんどスマホが固定電話化してしまっているので、IP電話機を購入して月額も通話料も安い疑似固定電話を作ってしまおうかとも考えています。まずは自宅のネット環境を整えてからトライしてみたいと今は思っています。

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