災害時に一番重要な準備とは実は「トイレ」でありそのために揃えておきたい道具は

昨日はずっと東日本大震災についての報道を見ながら過ごしていましたが、その中でもほとんど語られないことにちょっと不信感を持ってしまっています。というのも、避難生活の中で「震災関連死」というキーワードまでは出てくるものの、長くなる避難生活の中で一体何がストレスになるのか、その根元のところが語られていない気がするからです。

私たちは、新型コロナに感染しないため、多くの場合自宅から出ないで過ごすような経験をしていますが、外に出られないことで運動不足になるようなことはあっても、基本的な生活自体に困ることはありませんでした。というのも、感染症に備えるような場合は、自宅や職場などでライフラインが不通になることはないので、自宅に帰ってできることはほぼできるという事はあったのです。

ライフラインが寸断されると色々な場面で不具合が出てくるものの、体調を崩すほどストレスになってしまう一番の問題は、自分が行きたい時にトイレに行けなくなるということではないでしょうか。水や食料の入手はできても、人間は食べれば時間を置いて出すことをしないといけませんので、地震の影響でしばらく自宅のトイレが使えず、避難所の仮設トイレは溢れて使うことすらできないような状況を聞くにつけ、まずは災害時のトイレ対策をしないと、体自体に変調が出てしまう事を考えて、用意をしておくべきだろうと思います。

もし自宅に住み続けられる場合、トイレの水は流せないものの、いつも利用している便器にビニール袋を掛けて用を足し、終わったらそこに携帯トイレの凝固剤を振りかけ、そこに水を掛ければ、汚物は固まって多くの自治体では可燃ごみとして出すことが可能になります。

しかし、このように携帯トイレだけでなく、終わった後に水を掛けるのに大事な水を無駄に使ってしまう事は避けたいものです。トイレ用の水は飲用ではないので、どこか水を汲むことができる場所へ行ってトイレ用の水は別に確保しておいても良いですが、それでも避難生活中には水は大事です。そこで、このブログでは再三紹介しているペットボトルに装着する便利グッズを持っておくことをおすすめしたいと思うのです。

装着するペットボトルは500mlのもので、炭酸飲料の入っていたロケット型のものがおすすめです。最近の薄いものだと水を出すために握ったらかなりボトルにダメージがかかりますが、炭酸飲料用のペットぼとるはそれなりに強いので、避難生活用に数本、飲み終えた空のペットボトルを用意しておくのが良いと思います。

この商品は基本的には海外などおしり洗浄便座がない場所で使うものですが、当然ながら水をシャワー状にして掛けられるので、直接ペットボトルから水を掛けるよりも水を節約することができます。トイレでしたら本来の使い方をするだけで汚物にも水がかかっていますので、その後使う水も少なくて済みます。そして何よりも停電時でも水でおしり洗浄ができるという事は、日常の生活に近いトイレを使うことができる事にもなり、ストレスの軽減も期待できます。

また、この道具を複数用意して、汚れた手を洗ったりする場合にも使うことができますし、飲水以外に水を無駄遣いしないための決定的な道具であると私は思うのですが。トイレ対策として携帯トイレを揃えるのと同時にこの手動おしり洗浄用具を持っておくことで、かなりのストレスは抑えられるのではないでしょうか。

なお、屋外やトイレでない室内で利用可能なダンボールで作るトイレについて、あえて市販品を買わなくても、災害対策用の2リットルペットボトル6本入りダンボール2つあれば利用可能であるとの情報を三重県の桑名女性消防団のブログで見付けましたので、リンクを貼らせていただきました。災害対策として2箱分の水をキープしておき、賞味期限が来るぐらいでもう2箱注文するような形でも良いですし、「飲料水2箱」「賞味期限切れでもトイレ用として使える水2箱」という形で計4箱を使いながら回していくようにすれば、あとは携帯トイレの使用期限に気を付けながら管理すれば、非常時のトイレ対策としては万全ではないでしょうか。

https://kuwanafw.exblog.jp/29166072/


カテゴリー: 防災グッズ防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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