自宅内のインターネット回線の環境を考えるとやはりに楽天モバイルの固定化に行き着く

現在、自宅でのインターネット環境を楽天モバイルのRakuten UN-LIMITを使っています。NECのモバイルルーターの中でもLAN端子のあるクレードルを繋げるものを流用し、自宅内のインターネットはモバイルルーターではなく、有線LANで繋いだWi-Fiルーターを使って機器を使用しているのですが、テレビに接続してネット配信の動画を大型テレビで見たり、スマートスピーカーの運用やアプリと家電を連携させてスマホ上でリモコン操作をしたり、プリンタをWi-Fi経由で使ったり、さらにテレビとは別にテレビサーバーを開き、外出先からでも地元ローカル局を全国どこからでも見られるようにしたりと、このシステムは私自身の生活にとっては無くてはならないものになってきています。

ただ、そこまで依存しているとやはり考えなければならないのがトラブル対策ということになります。安定的にネットを運用するためには、天候の影響を受けない(モバイルLTEや5Gの場合は雨の日の場合に通常の能力を発揮できないこともあります)ことや、有線の光回線と比べて、大きな障害が起こった場合どちらが使えなくなる可能性が高いか? といろいろ思案した場合、後発の楽天モバイルのトラブルというものが心配になることはなるのですね。

そこで、改めて色々と自宅に引く光回線について検討してみました。まず考えたのが現在契約しているUQモバイルの割引の条件となるauひかりに関連した業者です。ただ、割引のための条件というのが、インターネット回線だけでなく電話回線とのセット契約というのは何だかなあと改めて思いました。あえて固定電話として使うような事は、またよくわからない迷惑電話が掛かってくるリスクを上げることにもなりかねません。

UQモバイルといえば、先日ようやくSMSに関するお知らせとして、2023年2月15日から、本文にフィッシングサイトへのリンクが貼ってあり、故意に危険なサイトに誘導するようなSMSについて、自動判定して届かないようにする「迷惑SMSブロック機能」を開始するという案内が入ったばかりで、ようやく来なくなるか(実はUQの番号にはかなりフィッシングサイトのURLが入ったSMSが来ていたのです)と思っていたところだったので、光電話を使わない分割引が付いても今までよりも料金が高くなりそうということがわかってきたので、今まで通り楽天モバイルを使い続けることにしました。光回線の安いプランというのは2年とかの契約縛りがあるのも、今後の状況(5Gが使えるようになると速度も変わる可能性があるので)を考えて、いつでも他のものに変えられる楽天モバイルの優位性を改めて実感することになりました。

ただ、我が家の場合はネットを使い回すのは自分だけで、そこまで帯域の奪い合いがないということがあります。また、大量のデータダウンロードが必要なゲームなどはやりませんし、元々楽天モバイルを固定回線にする前に使っていたのがADSLだったため、速度としてはADSL時代から比べると3倍以上(30~40Mbps)出ているので、個人で使うには十分です。

ただ最初に書いた通り、もし楽天モバイルの回線自体に障害が起きた場合に、そのバックアップ回線をどうするのかという問題は残ります。どちらにしても、今持っているネット回線は楽天モバイルと同じモバイル回線しかないので、大手キャリア全てがダメになるような事になればネットが不通になってしまいますが、そんな状況では光通信も通じない可能性があります。それならスマホに入れているSIMカードを使ってバックアップ体制を取る方が楽なのですが、その際あると便利なのがスマホとUSB接続をしたのち有線LANでホームルーターに繋ぐことでそれまでの設定のまま使えるので、そうしたルーターはもしもの時のために用意しておくのは大事です。

スマホをUSBテザリングして自宅無線ルーターに有線接続できる GL-MT300N-V2 その概要と活用の仕方

私が用意しているものについては上リンクの内容を参照していただければと思います。楽天がだめな場合、私がデータ通信用に使っているUQモバイルのSIMを入れたスマホを繋げても良いのですが、それだと楽天モバイルで使っているスピードと比べると大幅に遅くなり、楽天のパートナー回線で高速通信を使い切った場合の速度である最大1Mbpsで使うことになるでしょう。この速さだとパソコンでのネットや大画面テレビで動画を見るような場合には極端に画質が荒くなるか、急に止まってしまうようになってしまいます。

私と同じように楽天モバイルを固定化して使っている場合の予備回線としてのおすすめとしては、普段全く使わなくてもau回線の「povo2.0」を契約しておき、最低限のトッピングで毎月最低0円で回線を維持しながら、いざという時には24時間無制限のトッピングを付けて使う(一回330円)という選択にした方が、最低限の投資ですぐに代替回線として使えるようになると思います。

代替回線としてahamo大盛りという選択も有りかも知れませんが、これは常にahamoを使っているならという前提が付きます。特にahamoの場合は海外でも利用できるので、そうした事を考えると海外旅行によく行かれる方はahamoをモバイルでの主回線にする意味はあるでしょう。またahamo大盛りオプションは、月途中での即時適用可能(当月のみのオプション契約も可能)なので、もし楽天回線に大トラブルが発生してしばらくの間使えないとなった場合、povo2.0よりも使い勝手が良く、別に楽天モバイルのトラブルでなくても、長期旅行の時だけ大盛りにするような運用も十分にありなので、常用するモバイル回線をどうするか考える場合の一つの目安にはなるのではないでしょうか。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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自宅内のインターネット回線の環境を考えるとやはりに楽天モバイルの固定化に行き着く」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    通信環境は流動的なので情報収集と迅速な対応が欠かせないです。楽天モバイル今後どうなるか。自宅だけなら楽天モバイルの固定化で良いのですが。別荘がいまだ圏外なのでahamoの大盛オプションかmineoのマイソク1.5Mbps か3Mbps。
    楽天モバイルのメリットの海外利用ですが、昨年カンボジア新年キプロスでデータ通信及び通話と試してみる事が出来ました。データ通信に関しては国内よりローミング先の方が安定しています。
    なんといっても楽天モバイルの場合信頼性には欠けるのでバックアップは欠かせない。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    楽天モバイルの経営についてはあまりいい話題は聞来ませんね。本来出ると言われていた楽天本家のホームルーターも出ないままなので、最悪の状況も考えながら環境を作っていく必要があると思いますが、今回購入したホームルーターはau回線でも使えるので、今のところUQモバイルやpovo2.0を自宅用のバックアップ回線にしているものの、状況によってはahamoにするかドコモのHome 5Gの方を契約するという可能性も出てくるかも知れません。

    ahamoは必要に応じて月単位で大盛りにできるのは便利ですね。よく行くエリアがドコモのみしかつながらなかったり、海外に出ることが多ければ、楽天はサブ的に使いながらahamoメインの方が正直便利だと思います。

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