100円ショップで買えるマグカップを簡単にコーティングするために米を炊く

先日このブログで紹介した、100円ショップで売っているステンレス製のマグカップを使った湯沸かしセットは、思いの他効率よくお湯を沸かすことができ、ほぼ全て100円ショップで買えるものでセットを組んでいるので、使っていても周りの人たちを身構えさせない(アルコールストーブには高価なものもあり、どうしても道具の自慢になりがちなので(^^;))というのも良い点だと思います。

今回は、湯沸かしした後の片付けを簡単にするために、カップの内側に皮膜を作ることにしました。といってもやることはお米を炊くだけです。今回は0.5合のお米をだいたい100ccの水に浸け、炊飯にチャレンジしました。ちなみに、これから紹介するステンレスマグカップでのお米の炊き方は、汎用の蓋が無いということもあるので、ユーチューブでグルーブストーブを製作している「りるびわ~くす」さんの炊き方を参照しました。

といってもやることは簡単で、0.5合の場合は約15mlのアルコールを使い、グルーブストーブクレセントの上にカップを載せ、簡易鍋蓋の小皿を載せたまま火にかけます。しばらくすると水が沸騰してきますので、その時点で蓋を取り、必要に応じてかきまぜながら蓋をしないで煮ます。泡が出ることを確認しながら火に掛け続けるとしだいに泡を吹かなくなってきます。さらに、同時に匂いも確認して、焦げ臭い匂いが出る前に火から下ろします。こうすると中の水を盛大に吹きこぼすことが無くなり、食感の良いご飯が炊けます。火から下ろしたら改めて蓋をし、タオルでくるんで15分~20分くらい蒸らすと以下のようになりました。

最近はほとんどアルミ鍋での炊飯だったため、ステンレスでなおかつ蓋をしない炊き方は慣れないものでしたが、何とか普通に炊くことができました。考えてみると、アルミ鍋を使っている「アルポット」のお米の炊き方も、沸騰した後は蓋を開けて炊くという方法なので、決して蓋を取らないということをしなくても大丈夫なのですね。

また、焦げ臭い匂いがする前に火から降ろしたこともありましたが、焦げることもなくうまく炊けたと思います。その代わり、目視したり匂いを感じたり、火を付けたらそのままというような自動炊飯というわけにはいきませんでしたが、それでも普通では火にかけて炊飯することなど想定されていないステンレスカップでも十分にご飯が炊けることについて試して良かったと思いました。
これで、カップ内部に薄い膜が付いたと思いますので、何もせず単に湯沸かしを続けているカップと比べ、お手入れがしやすくなるのではと期待しています。使っていくうちに効果が薄れてきた場合には再度お米を炊くようにすれば元に戻るということなので、今後ますますいざという時に備えるクッカーセットはこれで十分という感じもしてきました。

このセットの基本はお茶を飲んだりカップ麺を作るだけのものですが、逆に災害時にこのセットを持っていて、最少セットでどこまでやれるか試すということも、今後の炊飯チャレンジはやって良かったと思っているところです。


スポンサーリンク

コメントを残す