今後のMVNOはeSIMに対応しないと生き残れない?mineoがeSIMサービスを開始

私が新しくスマホを選ぶ場合、少なくとも一回線はeSIMで利用することを考えています。というのも、今後出回るスマホの多くはeSIM対応になることが予想されますし、物理的なSIMカードの入れ換えをする中でカードスロットを壊してしまうような可能性もあったりします。契約上も今までのようなSIMカードの発送・受取・返却という一連の手続きを省略でき、申し込んだその日のうちに利用することも可能になるだろうと思います。

課題としては、思い付きでスマホからタブレットやモバイルルーター、パソコンへと回線を移すことがすぐにできなかったり、別途手数料がかかるところもあるので、その辺はやみくもに全ての回線をeSIMにという感じにはならないとは思いますが、現在使っている通信業者がeSIMに対応してくれるのは選択の幅が広がるという意味でも有難いことです。

今回は新たなeSIM提供のニュースが有りました。現在私が契約しているmineoでまずはau回線のAプランからeSIMでの契約ができるようになるそうです。次いでドコモ回線のDプランも利用開始になるそうですが(2023年2月からの予定)、ソフトバンク回線についてはまだ未定ということです。

mineoの場合、私が加入しているのは毎月税込990円で音声通話および、データ通信が最大1.5Mbpsで利用できる「マイそく」ですが、このプランおよび、2022年8月27日から提供が始まるデータ通信最大300kbpsという「マイそくライト」(月税込660円)のプランでも、平日のお昼12時から1時までは最大32kbpsに制限されるという通常使いについての問題があります。

お昼に買い物に行って、mineoのSIMを使うと電子マネー決済に支障が出るほどの画面表示速度の遅さを感じた場合、別の回線を使えるようにスマホにもう一回線入れるようにすることで、さらに利便性が上がるでしょう。高速データ的には平日お昼だけの問題なら月1GBでも大丈夫ですが、個人的にはソフトバンクの「データ通信専用3GBプラン」と合わせると(電子マネーはPayPayがおすすめ)良いのではないかと思いますね。

こうなってくると、回線を大手から借りて営業しているMVNOであってもeSIMの提供があるところと無いところなら、ユーザーはその利便性からeSIMの提供のあるところを選ぶようになっていくのではないかと思います。そして、スマホ回線はよほど画期的なプランが出るか、契約している回線の強烈な不満が出ないと変えるという風に考える人は多くはいないと思うので、やはりeSIMはMVNOにとってはサービスを提供するかどうかで今後の状況も変わってくるのではないかと思いますね。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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