ついに国内メーカーが真空断熱炭酸ボトルを発売することで私達の生活は変わるか

昨日のテレビニュースで、ついに日本の3大ボトルメーカーのうちタイガー魔法瓶から炭酸飲料が入れられる真空断熱ボトルが来週発売されることがニュースになっていました。

まさに昨日書いていた、保温用の真空断熱ボトルを選ぶ際に、夏にも使えるようにキャップ交換が可能で直飲み対応にもなる「ステンレスサーモボトル」の購入も考えたのですが、そっちに行かなくて良かったとしみじみ思います。

今回のタイガーの製品の肝はそのキャップにありということだそうです。キャップを開ける際に飛び散るのを防ぐための「炭酸ガス抜き機構」、さらに万が一、ボトル内の圧力が異常に高まった際、炭酸ガスが自動で抜ける「安全弁」を搭載しており、メーカーの方で炭酸を入れて持ち運ぶために製品化できたのは素晴らしいです。型番は「MTA-T」が最初に付き、以下のラインナップになっています。

・MTA-T050 0.5L
・MTA-T080 0.8L
・MTA-T120 1.2L
・MTA-T150 1.5L

このラインナップを見て思うのは、コンビニや自販機で購入したペットボトルからそのまま移して仕事時などに利用可能なMTA-T050、1L・1.5Lのペットを少し飲んでから残りを入れ、複数に分けて移動中に飲むならMTA-T080やMTA-T120、そしてホームパーティやキャンプの夕食時にクーラーボックス要らずで冷たい炭酸飲料(ビール含む)を楽しみたい時にはMTA-T150という感じになるでしょうか。最近では自分でお好みの炭酸飲料をソーダストリームで作る方もいるので、その場合は自分に合った容量のボトルを選べばいいでしょう。

こうした状況が広がってくるにつけ、個人的に期待したいことがあります。最近ではシャトレーゼで専用のボトルを購入すると樽入りワインを中味だけ詰めてくれるサービスがありますが、もし全国の酒屋さんなどでビールの量り売りが一般的に行なわれるようになれば、こうした炭酸飲料を持ち運べるボトルに入れて、ゴミを出さずに自宅だけでなく旅先でも気軽に炭酸飲料を楽しめるようになるのではないでしょうか。

個人的には、コンビニやドリンクバーのあるファミリーレストランなとでビールやソフトドリンクの計り売りが行なわれるようになれば、本格的にペットボトルの量を減らせるような試みになるのではないでしょうか。

ただ、出先で購入したペットボトルを保冷したいだけなら、私も現在使っている真空断熱構造のペットボトルカバー(各社から出ています)の利用でも十分です。今回のタイガー魔法瓶の動きを受けて、他の2大メーカーである象印やサーモスがどう出てくるかというところや、今年は本気で社会がペットボトルを減らすための「飲料の計り売り」という形で舵を切ってくるかということも気になります。まあ、そういう事とは別に今後はそれなりにリーズナブルな価格で性能の高い日本メーカー炭酸用真空断熱ボトルが出てくるわけで、その出来ばえには期待しかありません。


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