povo 2.0物理SIMでの開通手続きと通話トッピング・基本プラン利用での使い勝手

当初は日本通信のMNP予約番号取得まで4日間かかるという話だったので、サービス開始してすぐのpovo 2.0開通は諦めていたのですが、まさかの当日中に予約番号をゲットできたことから、29日のサービス開始時からMNPで申し込みすることができ、昨日に物理SIMが届きました。

SIMはヤマト運輸の「宅急便コンパクト」を使って届き、クロネコメンバーズに登録していれば基本は指定時間なしなのが、時間変更や受け取り場所の変更も可能です。早く受け取りたい場合には営業所留めやコンビニ受け取りに変更するのがおすすめですが、感染症絡みで家から出られない場合は、何も変更しない方が早く届けてくれるのではないかと思います。

中に入っているのはSIMカードとAPNなどの通信設定が書かれた書面の他、写真のSIMカード交換用のピンが入っていて、この辺はきめ細やかな心配りという感じです。当然SIMカードだけ入れ換えても開通はせず、インターネットにつながったスマホからpovo 2.0アプリを開いてログインし、開通手続きをする必要があります。

午後9時(21時)から翌朝9時までは開通手続きは中断するので、夜に開通手続きをしても翌日の開通になります。開通は登録しているメールアドレスに通知がありますが、アプリの方で開通するタイミングが遅く、メールが届いてもアプリからすぐに開通手続ができない場合もありますが、そこはしばらく待てば開通手続きが済み、SIMカードの設定を済ませば電話とデータ通信が使えるようになります。

開通手続きが済んで初めてトッピングの画面やギガ活の登録画面が開けるようになります。ギガ活についてはauIDの登録が必要ですが、必ずしも使っている電話番号に紐付ける必要はないようで、私はすでにUQモバイルを契約する際に取得したauIDの方でauPayを紐付けました。そうすると、くりこしプランMにしたことで低速でも1Mbpsが全日使える別のスマホの方でauPayを使えば、ストレスなくauPayが使え、さらにギガ活の高速クーポンがもらえるようになるはずです。

なぜこんな事をしたかと言うと、高速クーポンが無い状態でのデータ通信のスピードが思いの外遅かったからです。私はすでに今回のpovo 2.0の契約前に同じau系のdonedoneエントリープランを契約していまして、こちらもデータ通信の速度は最大128kbpsとなっています。ここでは、わかりやすいように、同じタイミングでスピードテストを両SIM入りのハードで行なった結果を報告します。

左のスマホの方にpovo 2.0、画面の大きい右のタブレットの方にdonedoneのSIMを入れているのですが、見事に同じような数値(50kbps前後)が出ていることがおわかりでしょう。使った感じで言うと、バッファ時間を3分にしたradikoで何とか起動はできますが、回線の状況によっては止まることもありました。常用できるかというと少々厳しいのではと思えるくらいの回線状況ではないかと思います。

もっとも、私自身はpovo 2.0を入れたスマホを完全に通話専用で使おうと目論んでいるので、最低限のネット接続ができればそれでもいいと思いますし、どうしても使いたければ、番号維持のためにも一日24時間使い放題の330円分のトッピングをして使うと思いますので、低速であることはあまり気にしません。気になったのは日ごとのトッピングになっている高速データ容量および、オプションサービスとは違う「通話オプション」についてです。

このトッピングは、他のトッピングとは違い「月ごとの適用」「自動失効せず(止める場合は手動で切替が必要)」「トッピング開始後すぐ利用可」という事になっています。例えば、月の後半からトッピングを開始した場合、すぐ使える代わりに月額がそのままかかります(当面は日割りの料金が請求されるという説明があったので、加入前にアプリの説明を確認することをおすすめします)。

また、すでに「5分定額」「かけ放題」のトッピングを付けている場合にその内容を変えたい場合には、現状で入っているトッピングを月末までに解約する手続きをし、翌月になったら新たに別のトッピングを手続きすることになり、少々面倒です。ただ、こうした仕様だと、通常は全く通話関連のトッピングを付けないでおき、大切な電話を受け損ねてしまい、そこからかなりの期間長電話をすることが予想される場合には(何か突発的なトラブルが起き多くの人にこちらから連絡をしなければならないようなケースなど)、その時点で「かけ放題」のトッピングに入って月末までに解約することを繰り返す方がいいのではないかと思います。

もちろん、ずっと「かけ放題」のトッピングを付けておくことで、ずっと自動解約の心配なく0570番号以外の国内通話をすることもできます。ただ、恐らくトッピングをするためのpovo 2.0アプリがガラホには入らないと思うので、別のスマホにアプリを入れて契約を管理することになると思います。遠く離れた親のための回線をpovo 2.0で作る場合は、全てお膳立てした上でガラホを渡し、どうしても高速データ通信が必要だという時には電話で連絡をもらって(実際、ガラホの小さな画面ではトッピング無しでも大丈夫だと思いますが)、遠隔操作するような感じで先方の希望に沿った手続きをしてあげるような方法が考えられます。

ちなみに、私の場合は当初の予定通り、SIM回線の会社とは関係なく契約でき契約番号から発信できる「楽天でんわ」を新たに契約しまして、楽天でんわアプリからの発信についてはpovo 2.0通話料の半額(30秒11円)で利用できるようになりました。番号通知についても問題なく、しばらくは通話料は話した分だけということでどのくらい発信する可能性があるのかを見つつ、時期的に電話での打ち合わせが多く入るような状況になったら、楽天LINKアプリの別番号からの発信にするか、povo 2.0のトッピングで月毎の支払いにするかという感じで考えたいと思います。ちなみに、楽天でんわアプリからの通話料で考えると、70分通話した場合の請求額が1,400円と私が今まで加入していた日本通信の「合理的みんなのプラン」の通話関連費用(日本通信のプランは別に6GBの高速クーポンが使えますのでトータルでは日本通信の方がバランスはいいですが)とほぼ同じになります。月でそれ以上通話をすることになったら、かけ放題のトッピングを付けた方が良いかなというところでしょう。

個人的には、トッピング無しの状態であれば通話トッピングは付けたらすぐ月末まで使えるというのはかなりインパクトが大きく、無駄な料金を払わずに済む仕組みということで、かなり気に入りました。今後は「通話中心・必要に応じてDAZNの利用」という感じで強制解約を予防しながら使っていこうと思います。


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povo 2.0物理SIMでの開通手続きと通話トッピング・基本プラン利用での使い勝手」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    通話とメールさえ出来れば良いと言うユーザーには格安で運用出来ます。QRコード決済もかろうじて使えるけど事前に作動させとく必要があるようですね。
    生産コストを考えればガラホ自体消滅していくとは思います。供給体制が維持出来るほど需要が期待出来ない。
    毎月の維持費の負担がスマホは重いとは言えない料金体系だと思っています。
    有料で手続きを代行する携帯ショップも出て来るかもしれませんね。
    聞く耳持たないユーザーも多いですが、節約する気になれば出来る時代です。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございます。

    このpovo 2.0は基本料金という概念がないため、私のように以前から「通話」「データ通信」と携帯端末を2台持ちしていた人間からすると、無駄なくそれぞれの回線を使うことができるのが本当に画期的です。最近は、スタンダードタイプの現行品のほぼ未使用スマホが早めに中古市場に出され、かなり安い価格で投げ売られていますので、そうしたものを活用すればさらに安くスマホを持つことも可能です。この点については、車のように中古ショップが身近になれば、普通の人が安くても新しいスマホを買うことができるので、そんな方面からも変わっていくことが望ましいのではないかと思いますね。

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