自宅内外で直接話せない状況を見越して「家族内通話フリー化」について考える

新型コロナウィルスに感染する人は、東京はなぜか伸びないのですが(検査数が増えないという話もありますが、詳細は不明です)、私のいる静岡県をはじめとした地方都市におけるここのところの一気の伸びは恐いくらいです。

今のところ、早いところだと来週から始まる小中高の学校は、静岡県としては夏休みを伸ばすことは今のところしないようなので、ワクチン未接種のお子さんが学校で感染たり、学校内で感染者が出てしまったら、これも多くのケースがワクチン未接種の年代だと思われるお父さんお母さんも家庭内感染の危険が新たに生まれるような気がして、こうした「家庭内感染」を防ぐための自助が求められるようになってくる可能性があります。

アパートの一室に家族全員が住んでいるような場合はどうしようもないと思いますが、複数の部屋や二階建以上のお宅に住んでいる方は、きちんと管理すれば家族が全員家にいてもお互いに全く会わずに生活することは可能です。自分が感染していなくても、直接会った人が陽性になった場合は濃厚接触者になりますから、その場合はできるだけ感染も接触もしていない家族とは会わないような工夫をする必要が出てくるでしょう。

その際、考えられるのが携帯電話やスマートフォンを家族全員に持たせて、感染あるいは濃厚接触者の家族がいる家に帰る場合、事前に電話をしてその時に家の中で鉢合わせしないように自室に戻ってもらうようにしたり、何か話したいことや、体調が悪くなった時の連絡などもできる限り直接ではなく電話で済ませるような事を行なった方が、安心ではあります。

ただし、陽性者が触ったものを触ってしまってそこから感染するということもあり得るので、手洗いや消毒をきちんとした上で直接話をしないようにすることはかなりきついのではないかと思いますが、最悪のケースとして学校でクラスターが発生する可能性もありますので、今後の事も考えて家の中でトランシーバー的に使えるネットワークについて今から考えておくのもいいのではないでしょうか。

ちなみに、家の中にいる人(濃厚接触者や陽性者)がスマホを所有していないお子さんである場合、家庭内にインターネットを引いてあれば、スマホでなくタブレットを使ったWi-Fi接続によるテレビ電話でも良いと思います。スカイプなどの通話アプリをタブレット・スマホにインストールしておけば、外からでの家の中からでもビデオ通話を使ってお互いの顔を見ながら会話することができます。感染していない家族が別のタブレットかパソコンを使って自宅待機・療養している部屋に置いてあるタブレットと通信をできるように設定することができれば、直接会うことはできなくても、一人で室内に籠もっている心細さは少なくなるのではないでしょうか。

ちなみに、そうしたタブレットがない場合には、格安で購入できるAmazonのタブレットにZoomやSkypeをインストールして使えばいいのですが、Skypeの場合タブレットで別のアプリを利用中に着信が来た場合、着信通知は来るのですがバックグラウンド着信はしないようなので注意は必要でしょう。

もし、家族全員がスマホを持っているなら、通常の電話番号から掛ける音声通話でもいいのですが(5分以内通話定額をお互いに付ければ、長くなりそうな話も回線を分ければ十分です)、通話料を気にしないでも良い方法についても紹介しておきます。その場合の連絡はLINE電話(ビデオ通話)を利用することに決めてしまえば、家の中では容量を気にすることなくビデオ通話できますし、外からであれば音声通話のみにすることで、通話料金を考えずに家族全員がコミュニケーションを取ることができます。すでにこうしたコミュニケーションを行なっているご家庭なら、LINE利用がてっとり早いのですが、現在の状況をきっかけにして非常用にお子さんが使うためのスマホを増やすという事も十分あります。

この場合、最安でビデオ通話もやり放題という事ですと、どこかの中古ショップでSoftbank販売の中古スマホを購入し(SIMロック解除済みが好ましいものの、自分でも簡単に解除はできます)、そのスマホにネットで契約したLINEMOのライトプラン(月額990円)のSIMを入れると、このプランでもLINE通話(ビデオ通話含む)の利用では高速クーポンが減らないというメリットを使うことができます。

お子さんにスマホを与えて一気に月3GBある高速クーポンを消費されてしまっても(^^;)、それなりにデータ通信を消費するビデオ通話でも制限されずに高速でスムーズに利用することができるのです。つまり、スマホを導入した目的自体が使えなくなることはないので、自宅療養から宿泊施設への移動・入院というような状況になっても安定したSoftbankエリア内であれば時間に関係なくいつでも連絡を料金を気にせずできることになります。

ちなみに、ビデオ通話を行なう場合は最大1Mbpsくらいの速度があれば十分なので、他の家族の方がahamo・povo・UQモバイル・ワイモバイルのMプラン以上に入っていれば、追加料金について考える必要なく家族間の通話をビデオ化できます。私自身ビデオ通話なんて必要か? という風にも思いますが、いざという時に声だけでなく家族の顔を見ながら話をした方がいい場合もあります。少なくともいざという時に通話料金を掛けずにお互いが連絡を取ることができる手段としてこのような方法を考えておくのもいいと思います。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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