Rakuten UN-LIMITの初申込一年間無料利用の期限は4/7迄 暫定的にでも申し込みしておきたい理由とは?

先日、友人から自宅のインターネットに対する不満について話を聞く機会がありました。現在、SoftbankのSoftbank Airを契約しているものの価格が高いという不満があり、将来的には別のものに変えたいということだったので、今の一年間無料なうちにRakuten UN-LIMITを契約しておいた方が良いと話したものの、どうにもその返事には歯切れが悪く、このままだとこちらの助言は無視されてしまうかもと思いつつ話は終わってしまいました。

Softbank Airは2年契約の自動更新なので、まだ更新月が来ていないということで新たな契約をすることへの恐れがあるのだと思うのですが、ご存知の通り回線利用料はキャンペーン終了までは1年間0円ですし、契約解除料もありません。自宅用のネットだとすると、パンダルーターの購入費もかからないので、一年間は楽天エリアの状況を見ながら無料でテストをして、それ以降の契約については課金開始前に解約しても何の問題もありません。そうした点に理解がないというか、逆に言うとそこまで通信業者を信じていないことの表れなのかも知れません。

たまたまテレビのニュースで、ahamoが月額税抜2,700円に値引きした事について、街頭インタビューをしているのを見たのですが、安くなる事はわかっていても乗り換えないとインタビューで答えている人がいて、テレビ局の取ったアンケートでも積極的に今の通信会社から引っ越すことは考えていないとする人がまだまだ多いという事が局が聞いたアンケートでは明らかになっていたようでした。これでは大手キャリアは安泰だなと思う一方、もう少し自分で調べて同じ事が安くできるようになるなら、キャリアの乗り換えや新契約の締結にナーバスにならない方がいいのではないかと思うのですが。

今まで、楽天モバイルでは新たに300万回線が契約されるまでは初回の申し込みに限り一年間通信料金は0円(端末購入の場合には別途料金がかかります)というアナウンスをしてきましたが、新たなアナウンスでは4月7日迄という期日を区切って一年間無料とそうでない契約の線引きを行なってきました。これはある意味わかりやすいですし、ぎりぎりで無料にならないというトラブルを回避するためには3月中に契約して末日あたりに開通させておけば、2022年3月まで通信料をかけずに利用できるということになります。

同時に、楽天モバイル対応のスマホを買うことをおすすめしますが、とにかく後からお金を一切払いたくないという場合には、SIMのみの契約をする他に、楽天がほぼ無料で配っているパンダのモバイルルーターを同時購入するのがおすすめでしょう。私のように楽天回線をADSLの代わりに使っているような方なら、基本家の外に持ち出さずに必要があれば外に持ち出しての利用も可能です。先述のSoftbank Airの場合は無線によるインターネットにも関わらず、登録した住所以外での持ち出しての利用はできないのに結構高額な利用料でしかも2年縛り有りなので、その点をとってしても両社の対応の違いがわかります。

なぜ楽天がここまでユーザーにとって心配してしまうほどの無料という事で回線および機器を提供してくれるかというと、今後楽天がさらなる事業としての発展を見据える中で、通信インフラを持つことの意義について考えていて、大手三社に割って入るためにはそれなりの回線契約者の数を上げていく必要に迫られているからです。

もちろん、大手に迫る回線品質を整備するためにはお金もかかり、楽天モバイルとしては相当の負担をしていて、将来的にも負担は増大することが考えられますが、それ以上に本来の事業である通販やカード事業、その他の業務についての利益が上がれば、グループ全体としての収益を得るための手段として楽天モバイルを捉えることができます。

他の事業者も最近相次いで自社のクレジットカードを通信に紐付けることでサービスを付加することをやっています。ahamoは自社の年会費1万円のゴールドカードで決済すると数々の付加サービスをアナウンスしたりしていますし、auはauPay関連の動きが最近はすごくて、SoftbankはヤフーとLINEを一緒にしたりしてその部分の競争も激化しています。

そういう意味では楽天は先に様々なネット上のサービスを作った後に通信事業に乗り込んできた分、イケイケでシェアを奪いに来ていると言えるわけで、これは単に通信業者というよりはネット上の様々なサービスでどこが主導権を取るかの中での動きだと言えるでしょう。ですから、今後どこが勝つかわからないながらも、今楽天モバイルに入って使っている通信料金を前に遡って請求されるような事はないわけですから、わかっていない人でもとりあえず試す意味でも楽天回線を持っておく意義というのはあると思うのですが。

また、今まで無料で利用してきて一年経過で解約を考えている方についても自分の考えを書かせていただきたいと思います。携帯電話の契約というのは、やはり重荷になる部分はあると思いますので、いくら1GB未満のデータ利用で0円で維持できたとしても、いったん契約を解約しておきたいという気持ちは理解することができます。ただ、楽天回線の場合は通話専用にSIMを使っていれば、楽天LINKで電話を掛けたりSMSを使う分についてはデータ消費のカウントをしないということなので、例えばSIMが2枚使えたりeSIMと物理SIMの混合で使えるスマホを持っている場合、楽天SIMを通話専用、もう一枚の方をデータ専用として運用することによって、設定が変わってしまわなければ(データ量については専用アプリから確認することができます)、0円は維持したまま通話無制限の特典は使うことができます。

私の場合ですが、広く知らせている番号の他に、アンケートや怪しげなネットサービスで電話番号を聞かれた場合に備えて、ダミーではないものの日常生活に影響しない電話番号をゲットする手段の一つとしてRakuten UN-LIMITを活用することも十分有りではないかと思っています。特に私の場合は固定電話を解約してしまったので、どうしても必要なライフラインの申込みについてはメインの携帯番号を知らせていますが、懸賞応募などで携帯番号を書かなくては応募できないようなケースでは、楽天で取得した070から始まる携帯番号を登録するようにしています。

もしその番号に変な電話がかかってくるようになった場合には、いったん楽天回線を解約して新たに入り直せばいいわけです。楽天の方から解約の理由を聞かれた場合も、正直に登録番号に変な電話が入ってきているのでと答えればスムーズに解約手続きはできると思います。今までは固定電話がある分、そちらの方で対応していたのですが、ある意味いつでも変えられる、用心のための番号を持つことは、これからの生活においては無駄ではないと思いますし、通話だけに楽天回線を使っている分にはコストもかからないというのは、もっと広まってもいいと思うのですが。

ともあれ、一年間無料の恩恵を受けられるのはこれから限られた期間だけなので、こうしたことがわかっている方は、賢く選択した方が幸せになれるのではないかと思いますね。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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