パスワードの管理を何で行なうか

スマホやパソコンで日本全国のらじお放送が聞けるradikoプレミアムで、普通のラジオでは今まで聞くことのできなかった昼間の関東ローカルの番組を聞くことができるようになり、かなり情報の幅が広がった気がしています。昨日の日曜日は朝食後にテレビをあえて付けないで、TBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」という人気番組を聞いていたのですが、そこで語られていたTBSアナウンサーで番組ホストの安住紳一郎さんのパスワード管理法について聞いていて、つい笑ってしまいました。

多くのパスワードを要求されるサイトや機器管理について、全て同一のパスワードを使っていると、一つのパスワードが破られると全てを突破されてしまいますので、サービスごとにパスワードを変えるのが有効で、さらに自分で覚えられなくてもあえてパスワードの文字数を多くすることで乗っ取られにくくなります。

安住さんはそうして設定したパスワードを一年ごとに買い替える仕事用の手帳に全て記載しているのだそうです。極めてアナログ的なパスワード管理法ですが、自分でも手帳を見なければわからないパスワードを使い分けるというのはしっかりしていると思うのですが、この「手帳に書く」という行為は例えば落としたらどうするのか(拾われた人にパスワードを知られてしまうリスクだけでなく、すぐ必要なパスワードを知る術が無くなってしまう)という点について、これも極めてアナログ的な手法で乗り切っていることを披露していました。

例えば今年(2020年)の手帳を無くしてしまった場合、前年の2019年の手帳をパスワードのバックアップ用として使い、さらにその手帳も無くしてしまった場合に備えて、2017年までの手帳を用意しているのだそうです。当然ながら新たに来年の手帳を購入して使う前に全てのパスワードを書き写す手間がかかるわけですが、あくまでデジタル的な記録が苦手なようで、かたくなに毎年の手帳に全てのパスワードを書き写すことで対応していくことは、今後も変わらないようです。

私自身は、すでに電子手帳の購入をした時から、いわゆる住所録はデジタル化していて、紙の手帳のように毎年全ての引き継ぎ事項を最新の手帳に書き写すのは大変なので、ついうっかり必要な内容を消しても大丈夫なように、複数のコピーを作ってバックアップしてきました。それは電子手帳やスマホのフラッシュメモリーであったり、パソコンのハードディスクやSSDであったりするわけですが、最近では複数のクラウド上に保管しています。

そして、パスワードについては年ごとに新たに契約したり解約したりして使用するサービスが変わることも多いので、ここ数年はパスワードなどすぐに確認したいデータのファイルにその年の入った名前を付け(例・2020pass.txtのようなファイルを作る)、年初には前年のファイルを新たに「名前を付けて保存」することで、年ごとのパスワードが記載されたファイルを作ります。クラウドの不具合やついうっかり最新のデータを削除するようなことになってしまった場合も、前年のファイルからパスワードを確認することもできますし、前年のファイルにはないパスワードについては再設定して新たに作り直したファイルに改めて記載することで何とかなります。

この方法のいいところは、手元にスマホがありそこからクラウドにアクセスできる環境があれば紙の手帳と同じようにすぐにパスワードの確認が可能になるということと、もし大きな災害が起きて手持ちのハードがこわれてしまっても、クラウドのパスワードさえ頭の中に入れておけば何らかの方法でその内容を呼び出すことができるということで、これは紙の手帳ではできない芸当です。

ネット上でのパスワード管理には専用ソフトを使うということもありですが、例えばポストや自転車にナンバーキーを使っているとか、仕事上で入室など業務に必要なパスワードがあるとかする場合には、このように紙でも電子データの形でも記録しておいてすぐに呼び出せるようにしておくと、いざという時にあわてずに済みます。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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