車中泊をする芸能人は批判を受けやすいが

昨日、たまたまテレビを見ていたら、ネット経由で約2ヶ月前から車中泊を続けていることを公表していたマジシャンのマギー審司さんが車中泊をしている車の中からテレビに生出演(テレビ朝日・大下容子のワイド!スクランブル)しているところを拝見することができました。

その前日もテレビ出演がありネットニュースになったことから、家族と離れて一人で家から離れた場所で車中泊を続けるマギー審司さんの行動に賛否両論があり、特にネット上では銭湯に行けばウィルスをもらったり逆に伝染させたりする可能性が出てくるのではないか? といった批判を見ることができました。こうした批判を気にしたのか、マギー審司さんはその日の番組では、体を洗う時には人のいない時間に行くとか、コインシャワーを利用するとか、そうした批判を抑えるようなコメントをしていましたが、関東での銭湯の営業自体は都から自粛を要請されているものではなく、スーパーと同じように十分気を付けて利用するしかない状況なので、そこまで言われるのは芸能人としての影響力が強いからなのかという気もしないではありません。

スーパーの利用についてもそうですが、日常生活にはどうしても利用しなければならないところで、どうして濃厚接触を避けるのかという意味においては、車中泊だろうと自宅待機時だろうと変わらないと思います。車中泊の場合、心配になるのは外からウィルスを車内に入れてしまったり、中で食事をして車内が不衛生になる可能性が高いということでしょう。当然、車内に入る前にはきちんと手洗いやアルコール消毒は行なっていると思いますが、念のため靴の裏も消毒できればしたいところです。さらにマギー審司さんが車内の消毒や掃除をどのくらいの頻度で行なっているかはテレビではわかりませんでしたが、長期車中泊生活を自宅外で行なう場合には、そうした配慮は必要であるように思います。

また、車中泊とセットで語られる「エコノミークラス症候群」になる危険性を指摘する声には、駐車場を借りている体操教室内で運動をしていると話していましたが、さらに問題なのは就寝時にシートによって体が固定されるような環境を工夫で避け、できるだけフラットな床を作ることにあるように思います。
今回テレビで一部ではありますが、マギー審司さんのワンボックスカーの中を見ることができましたが、乗用者タイプの車をフルフラットにして、その上に薄い毛布を掛けてその上に寝ているというような感じでした。本来は商用バンのようにまっ平になるような車の方がいいのですが、一般的な人がエコノミークラス症候群を心配するような就寝環境ではないように思えるのですが、少し気になります。

というのも、乗用車のシートは一人の人間の幅で微妙な凹凸がありますので、かなり幅の狭いベッドに寝るような形になり、寝返りが打ちにくかったり、僅かな突起部分が気になって熟睡ができないような可能性もあると考えられます。できれば、マギー審司さんの場合は、大きな車の中で一人で寝られる環境であるなら、家からマットレスを持ってくるでも、キャンプ用のマットを用意してもいいと思うのですが、シートの上にマットを敷いてその上に寝るようにするとか、車の中に設置できるコット(キャンプ用のベッド)を利用してそこに寝るようにすれば、長期野営をしながら任務に当たる自衛隊のような環境をキープできると思うので、そこまで車中泊による体への影響を心配しなくても済むようになると思います。

そもそも、車中泊をしていることをネットで発信することに意味があるのかという議論もあるかとは思いますが、今回のエントリーのようにどんな車中泊生活をしているのかを発信する人がいた場合、同じように車中泊をして家族との濃厚接触を避けようとしている人についての注意点が知られやすくなります。テレビ番組ではマギー審司さんの行動をやりすぎでは? とコメントする方もいたようですが、家族を守るためにマギー審司さんが決断したことでもありますし、個人的にはマギーさん自身の健康に注意しながら、頑張っていただきたいと思っております。


カテゴリー: 車中泊関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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